こんにちは、escapeです。
今年の2月で引退した福永騎手など華やかな成績で引退をした
騎手もいます。毎年、ケガなどでひっそりと引退をしていく
騎手などもいたりもします。あまり、注目度が低く最近出馬表
に名前が見えないなと思っていたら知らぬ間に引退したなどと
いう事は結構あったりします。
先週は、熊沢騎手が引退をされました。最近は、障害レースでの活躍
でしたが、元々は平地でも活躍をされていた騎手です。
年齢的には55歳というところで、こちらは年齢的にというところでしょうか。
熊沢騎手は、1000勝以上あげているベテラン騎手です。オジュウチョウサンでは
ないですが、障害も平地もG1レースを勝っている二刀流ジョッキーです。
オールドファンには、有馬記念で14番人気のダイユウサクがメジロマックイーン
を破ったレースがやはり印象的ではないでしょうか。引退セレモニーも先週
あったようです。
そして、山田騎手も先月引退をしました。馴染みの薄い人も多いとは思いますが
デビューから6年目の騎手です。成績的には通算40勝という事で今年も0勝では
あり、決して華々しい成績がある訳ではありませんでした。
調教中のケガの影響から引退を決断したようです。
山田騎手の有名なのは、距離を間違え騎乗停止になった事です。
当時、新潟でダートの2500ｍでした。2番人気に推された馬でしたが
短距離と勘違いして、1周目のゴール板にムチをいれ追ってその後減速していたら
後続馬に追い越され気づいたという前代未聞の事件ではありました。
そもそも、騎乗依頼も多くない中でなぜ距離を間違えたのか理由はわかり
ませんが、いずれにしてもそのような不名誉な事くらいしか印象にない
騎手ではありました。ただ、泣ける話もあるのです。
山田騎手は、2度競馬学校の試験に落ちており、3度目の挑戦で合格を
しました。競馬学校の卒業時には、母子家庭で育ち「今まで母親に苦労を
かけてきたので恩返しをしたい。弟2人の学費を出してあげたい」と抱負を
語っています。何とも、家族想いの長男だと私は思っていました。
ただ、こういう騎手に活躍して欲しいところでしたが、現実プロの世界
というのは厳しくもあったことでしょう。まだ若いので第二の人生を
頑張って欲しいと思います。
また、世界的な名騎手のデットーリ騎手も今年で引退と昨年宣言を
していました。今年で5２歳になるので年齢的なモノとは思いますが、
ただ、先月引退を撤回し来年も現役を続行する事になりました。
騎手も当然、危険を伴う職業です。体力の衰えとともに、ケガのリスクも
でてくるわけですから、50歳以上のジョッキーは本当に大変だと思います。
そういう意味では、先月大井でデビュー50周年のセレモニーをした的場騎手は
レジェンドでしょう。現在67歳というから驚きです。
そして、まだ現役続行をしているところも凄いところです。
若手騎手の成長も見所ですが、ベテランジョッキーにも1日でも長く騎手生活
を送って欲しいものです。
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