競馬必勝本の変遷

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こんにちは、escapeです。

先日、後楽園にあった山下書店の記事を書きました。記事はこちらから。

最近は、私もすっかり購入する事がなくなりましたが、いわゆる「競馬必勝本」

の類が多くあった本屋さんです。これも、時代で流行り廃りはあるのですが、

今もなにかしらその方法で

購入されている方はいるのでしょう。私が見てきた変遷ではないですが、紹介したいと

思います。私が、競馬を調度始めた頃に全盛でしたのは、いわゆるオカルト馬券

と言われる「サイン読み」というものでした。今もこの方式で、ブログなどをみていると

予想している方もいるようです。本としては、高本公夫氏の本が全盛でした。

読み物としては面白い部分もありますが、やはりそもそもの根底の部分が陰謀論

的なところも多かったです。同様の手法では、小宮修三氏という方が書いていた本が

的中馬券も何百万単位で掲載もあり説得力はありました。その後、一時期後楽園で

場立ち予想が許可されていた時に、本人がされていたのを私も観たことがあり、一度

予想も買ってみたことがあります。確か、ほとんど外していたような記憶はありますが・・。

その後、西田和彦氏の「スピード指数」というのに興味をもちました。今は、PCの発達もあり

スピード指数的なものを今でも駆使して活用されている方は多いのではないでしょうか。

公式めいたものもあり、当時はどこかそれで客観性が見出せるような期待もありました。

タイムは一つの指標にはなりますが、やはり展開などを考えるとなかなか見出した結論

と成績が自分の中では噛み合いませんでした。ただ、今でもHPなどもあるのでブラッシュ

アップはされているのでしょうが・・。

これは出目理論になるのですが万馬券を何百回と的中している梅沢保氏の本にも惹かれました。

今でこそ、馬連、3連単などで万馬券は珍しくありませんが、昔の枠連しかない時代に万馬券

をとる事は相当ハードルが高く、私も当時枠連の万馬券は1度だけしかありませんでした。

それでも、何十年もしていても万馬券はとったことがないという人は多く、その時代に

何百回も的中しているのは確かに驚く限りです。そしてそれも究極的には、穴の1本釣り

と称して、1点で的中を目指すというものでした。数冊、シリーズ的に本もでていましたが、

基本は同じ内容でもありました。しかしながら、不的中の確率が圧倒的に高くいつしかその

方法はお蔵入りをしました。その後、投資競馬というのも流行りました。いわゆる、賭け方

で勝つという方式です。誰の本かは忘れてしまいましたが、それなりに流行りました。

マーチンゲールの法則はカジノでも有名な賭け方で、倍々に賭けていくものです。

しかしながら、確率的には低いもののその低確率が続いた時に破綻をしてしまうのです。

仮に1番人気の単勝をずっと買い続けた場合、1日に1度も1番人気が来ない日は少ないでしょう

が仮に10回連続外した場合は、1000円から始めても確か100万ほどになるのです。

そうした事を踏まえ、色々な公式が載っていましたが、全て忘れてしました・・。

最後に、片岡勁太氏の番組表理論というものがありました。これも少々はサイン読みの

亜流なところもあり、競馬のレース番組から考察するもので、どのレースとの繋がりや

日程やグレードの移行などを受けて主催者の意図を読み解いていくようものでした。

これも、読み物としては面白い部分はありますがあまり実用性が少ないようにも思い

ました。というように、出版社も基本は「売れれば」というところで過激なタイトル

新しい着眼点での方法を紹介してたまにブームをつくるというような繰り返しでした。

ある程度は、今は出尽くしているところもあり結果的にはオーソドックスな予想の

ファクターに収束をしていくというのが、自分なりに必勝本を読み進めた感想でも

あります。ただ、本の作りとしては必ず実績のある的中馬券があり、それの解説が

多い構成になっていますので、その本だけをみれば「確かに当たる」という錯覚を

おこします。当然、的中していて自分の理論にあったものですから、結果そうなる

ことに決まっているので、ある種のレトリックです。

これを巧みにつかった予備校の講師がいました。当時、大手予備校で国語を担当しており

随分人気の講師です。本もバカ売れをしていました。その先生の手法は、問題の選択肢だけ

をみて解答にいきつくというものです。したがって、問題の選択肢をかなり分析をして読み

解きます。そこにそれだけ時間をつかうのであれば、最初から問題文を読解する方が早いように

も思いますが・・。かなり邪道な指導ではありますが、最後藁をもすがる人がこの先生の授業を

受けて人気になっていたのは想像できます。ましてや、この手法で解いた問題が正解になっている

ものばかり集め本が作られていました。必勝本と同じレトリックで作られていたことになります。

そして、この先生の趣味が「競馬」でありましたが・・。

今は、どんな系統のものが人気かはわかりませんが、必勝本とは小説を読むような感覚で接する程度

が良い距離感ではないでしょうか。決して、鵜呑みにすることだけは避けましょう・・。

 

 

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