こんにちは、escapeです。
昨日は、大井の帝王賞があり結果としてはご存知のように
断然人気のテーオーケインズが飛んでしまいました・・。
まず、反省点としては、①9頭立てという少頭数は意外に
荒れる事が多い②地方競馬の1本かぶりを信用してはいけない。
この辺の視点が欠落していたように思います。
①については、よく中央競馬でも少頭数ゆえに展開などが崩れ
紛れが多くなったりします。②については、テーオーケインズは
最終単勝が1.5倍となりました。まず、中央競馬であれば2倍をきる
ようなかぶり方をした場合、悪くとも3着の馬券圏内には9割方きます。
ただ、地方においては平気で掲示板以外に消える事も多くあります。
昨日は4着でしたので、典型的な形となりました。私が中心視していた
チュウワウィザードは3番人気で2着に健闘してくれました。しかし
ながら、1着のメイショウハリオは全く眼中になく前走でテーオーケインズ
と勝負付けが済んでいるという見解でもありました。
テーオーからの馬券であれば2点ほどでまとめないと妙味もなくなり
ます。もしくは、テーオーが人気だからこそ外した馬券に徹するという形を
とるかの2択で考えていました。そしてオッズを見た時に、私が購入した
時点では単勝1.8倍でしたのでどこか「安心」をしてしまったように思います。
以前、築地から豊洲に移転をした際に小池都知事がしきりに「安全」であるが
「安心」ではないと言っていた事が頭によぎりました。
「安全」と「安心」というのは、似た言葉でありますが似て非なるものです。
安全とは、根拠が客観的に証明ができるものです。対して安心は「心」という字がつく
ように主観的な言葉であり、ある意味思い込みのようなところでもあります。
今回で言えば、単勝1.5倍というオッズによる絶対感が「安心」という思い込み
に繋がったのではないかと思います。そういう時の「安心」ほど脆弱であり、
崩れることが多いという事を再度肝に銘じていく事が大切とあらためて学び
ました。過去にも何度もこのような経験をしていても、繰り返してしまうものです。
人生においても意外とこの「安心」を求めていくと、裏返した結果になる
事も多いのではないでしょうか。安心のない未来に突き進んだ方が、色々な
事が覚悟ができ結果、上手くいく事もあったりします。「独立」というのも、
基本確定要素は少ないのですから、「安心」を求めるとできるものでもありません。
野球の世界大会であるWBCの第二回大会にイチロー選手がでていました。
当時、メジャーでも活躍しているイチロー選手の参戦で盛り上がりました。
しかしながら、打撃が不振で全くノーヒットの不振で10打席以上ヒットが
でませんでした。そして、迎えた強敵のキューバ戦。当然、チームの要で
もあり、オリンピック同様イチロー選手へのプレッシャーはかなりあった
はずです。そんな中、あまりの不振さから自分の判断で「安心」を求め
「送りバント」をすることになります。勿論、そのようなサインはでていません
でした。結果、そのバントも失敗する事になります。そして、その後の打席で
覚悟も決め打ったヒットが13打席ぶりの決勝タイムリーとなりました。
どこか、事象は違いますがこういう事がよく人生において大なり小なりあります。
安心を求めた時点で、どこか心に「弱気」な部分が芽生えてしまうのでないでしょうか。
「安心」を捨て「覚悟」を決めることが良い結果を生み出す原動力ではないでしょうか。
幸い昨日の競馬は、かたく収まるという見立てもあり、レートはそれほど上げなかった
点は、傷口が浅く済んだように思います。昨日の帝王賞からあらためて「安心」の弱さを
学んだ気がします。外れ馬券は、授業料として胸に刻んでおきたいと思います。
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