先行者利益か後発者利益か?

天邪鬼な考察
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こんにちは、escapeです。

昨日は、店舗物件を探すために不動産まわりをしたのですが、

意外に空き店舗が少なく苦労をしました。

もとから、物件が少ないエリアなのか多少景気が回復して

いるのか定かではないですが、予想以上に少ない気がしました。

さて、競馬でも「逃げ先行」が有利なのか「差し、追い込み」が

有利なのかとうのはペース次第のところがあります。

ビジネスの世界では、よく「先行者メリット」という言葉があります。

先日、医薬品会社の日医工という会社が債務超過にになり上場廃止という

ニュースがありました。現在は、投資ファンドが入り経営再建中のようで

倒産までには至っていないようです。医薬品はどうなっているのか、少し

調べてみました。

医薬品というのは、新薬の開発に莫大な費用がかかります。一説には500億

とも言われ、期間も10年以上承認を受けるまでに時間を要します。

そのハードルを越えても、ヒットする薬は3分1と言われている業界のようです。

そんな流れの中、当初は日医工も新薬の開発をしていましたが、そこから撤退

後発医薬品事業すなわちジェネリック薬品にシフトチェンジしましました。

ジェネリックは、特許の切れた薬を製造していくものでいわば、レシピは決まっているの

で複製をしていくようなものです。国もジェネリックの推進にあたり、品切れをなくしたり

などの政策が推し進められていました。これに対応する設備や人員などが備わらず、結果

品質管理や製造体制に不備ができ、不適切な製造に繋がったようです。

また、薬価の改定により粗利益が著しく減少をしていきます。4割近くあった粗利益も

直近は2%台まで落ち込みました。これでは、完全な薄利多売ビジネスになっています。

国は薬も保険が適用になる以上、医療コストを抑えるためジェネリックの推進薬価の

改定などを行ったものと思います。いくら、後発薬品で開発費がなくともこれでは経営

的に厳しくなります。ジェネリックとしては大手のようでしたので、現状ジェネリックの

医薬品メーカーは大変ではないかと推察します。大手で成し得ないビジネスモデルは、

それ以下の規模ではもっと厳しいのではないでしょうか。

国が絡む事業というのは、間違いなく「後発者メリット」はありません。最初の種まき

段階では、色々規制も緩くする事が多く、そこで参入者を増やし後で締めあげるという

事がよくあります。例えば、介護や医療、大きなところでは原発なども国策的に動いて

いるので、東芝でさえ「原発」を引き金に沈没してしまいました・・、

非常に国の絡んだ事業は、金額も大きいゆえにコケると一気に経営が傾きます。

それでは、一般的に「後発者メリット」はないかといえば、先行投資が少なく収まる

分メリットもあるはずです。先日、話をしたyoutubeなどは後から参入した人は

以前の流れやなどを踏まえて作成ができます。その代わりに、クオリティや競争が

激化する部分はあります。私としてのイメージは、10歩をゴールとした時に

最初の1歩は踏み出さぬまでも、4歩位進んだあたりに参入すると、

リスクと旨味が共存するイメージはあります。7歩を過ぎると過当競争に陥り、

後から参入した方は厳しいイメージがあります。逆に先行者はこの6歩あたりで

止めるのが引き際にも思えたりもします。先行者とは、やはり見えないマーケット

を開拓する分、リスクをどうしても伴います。一過性のブームで終わる事もあります。

今は流行りのビジネスで、24時間のフィッネスジムがあちこちにあります。

どうも、飽和状態で8歩目あたりのような気もします。

女性に人気のカーブスなどは、いち早く展開をしていました。少々、火がつくまでに

時間も要したかもしれませんが、女性限定というのがない時代に先行者利益はとれたの

ではないでしょうか。逆にブックオフなどは、すでにあった古本屋さんを視点を変えた

作りにして拡げたところもあります。

まだ、十分にいきわたっていないが少し動きがあるビジネスをいち早く見つけていく

目利きも重要ではないでしょうか。

まだ気づいていないもので、動いているものがきっとあると思います。

そのようなビジネスは「後発者利益」をもたらすので、探してみてはいかがでしょうか。

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