こんにちは、escapeです。
先日のダービーを制した横山典弘騎手。オールドファンに
とっては馴染み深い騎手ですが、最近始めた競馬ファンで
あれば、息子の和生騎手や武史騎手の方が馴染み深いかもしれません。
今回のダービー制覇も、ダノンデザイルを皐月賞の発走直前に
取り消しを進言した横山騎手は流石ではないでしょうか。
もし、皐月賞を走っていたらダービーは勝てなかったかもしれません。
色んな意味で、天才肌でもあり私は好きな騎手の1人です。
息子よりもお父さんを買う事が多かったりします。今回、武騎手も
インタビューで自分のダービー最長記録を塗り替えられたので、
「僕も記録を抜かれることあるんだな」と言わしめたところが何とも
言えません。競馬の記録は、ほぼ武騎手が持っている事が多いはずです。
そんな武騎手よりも年は1つ上であり、尊敬の念を抱いている発言を
よくみます。武騎手からも、職人といわしめるものがあります。
横山騎手は、現在2946勝しており岡部騎手を抜いての歴代2位です。
当然1位は武騎手ですが、この2人は若い頃からしのぎをけずったような
感じではないでしょうか。横山騎手は、今回のダービーもですが
穴馬をよく馬券内にもってきて、あっと言わせることが多くあります。
そんな、横山騎手ですがダービーは3勝目です。私が調度競馬を始めた
頃メジロライアンに乗っていました。あのオグリの勝った有馬記念で
解説の大川慶次郎氏がゴール前「ライアン」と叫んで実況に入ってしまった
メジロライアンです。2着ではありましたが。
話は、メジロライアンのダービーに戻ります。この時、騎手4年目の横山騎手は
ダービーで1番人気でした。アイネスフウジンの2着となり悔しかった事でしょう。
その後、ロジユニバースでダービーを勝つまで20年近くかかりました。ダービーも
15回目の挑戦でした。ただ、この時は不良馬場のダービーで私も横山騎手がダービーを
制したのは良かったですが、どこか先日のダービー制覇の方が横山騎手らしい
勝利のようにも感じました。そして、奇しくも息子の武史騎手も5年目のダービー
1番人気エフフォーリアでハナ差の2着に敗れました。それだけ、ダービーの
重みもあるのではないでしょうか。そして、印象的だったのは横山典弘騎手が
はじめてG1を勝利したエリザベス女王杯。キョウエイタップという馬でした。
調度、前週の菊花賞にメジロライアンで挑み3着でした。そして、実況の杉本
アナも内から伸びてきたキョウエイタップにゴールに入る前からガッツポーズという
フレーズがでました。実際、ガッツポーズをしていました。
そして、菊花賞も大外18番での3着でキョウエイタップも
18番でした。「1週間遅れの18番」という名フレーズも印象的です。
今では、よくポツンをしたりなど批判を言われることも多いのですが、大逃げを
したり時には最後方ポツンという独特な騎乗をします。
今、多くの騎手はポジション取りを意識した先行型のレースをする騎手
が多い中でこのような騎乗ができる騎手は少ないでしょう。
昔は、このような極端な乗り方をする騎手が一定数いました。そういう意味では
昔の方がレースは面白かったです。
今回のダービーもインコースの経済コースをインベタしながらの騎乗は
流石といえるでしょう。
また、横山騎手はインタビュー記事に1週間競馬の事だけをずっと考えている
というエピソードが紹介されていました。どうやったら勝てるかや馬の事など。
だから、職人と言われることも理解します。でも、そこまで向き合ってこそ
本当のプロなのではないでしょうか。
そして、今はエージェント制をとっている騎手がほとんどです。
そんな中、横山騎手はエージェントをつけていません。そんな中で
一定の勝利数をあげているところは凄いところです。
このように、どこか普通の騎手がしていない視点でうごいているところが、
私の天邪鬼的な嗜好に合っている気がします。
それだけに、今回のダービーを横山騎手から入れなかった事が残念でも
あります。いずれにしても、横山典弘騎手ダービー制覇おめでとうございまず！
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