団塊ジュニア世代の「映画」について思う事PART3

昭和ノスタルジー
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こんにちはescapeです。

昨日、ブログで「暴力脱獄」の映画の話を書きました。

前回はこちらから。

そうした中動画をあさると、町山智浩さんという映画評論家が色々な映画の解説を

していました。その中に暴力脱獄もあり、解説を聞いたところもっと深い

視点で観る事があったのかと改めて感心をしました。町山さん曰く、この

映画は宗教的な部分と哲学的な部分が色々交錯している話でもあり、聖書

などもある程度知らないとそう受け取れないという実に深い見方でありました。

若干掘り下げて少々書き足らない部分を書いていきますと

全体的なテーマはやはり「規則=刑務所=社会」という中での反抗した

部分というところは同じではあります。私も疑問に思っていたのですが、普通映画

では、殺人罪などの重罪が多いのにこの映画ではパーキングメーターを壊した微罪に

近い犯罪なのです。なぜ、パーキングメーターかは、原作に書いてあるようで、それ自体

小さいルールに縛られているというで壊すという事なのです。ただ、終始この主人公は

脱走を繰り返すのですが、特に目的があって脱走するわけではないのです。誰かに会いたい

であるとか、。結局は、脱走した社会もルールの差はあれ、そこでもルールがあるので

結果自由であるかというとそうでもなく、脱走自体を楽しんでいるという解釈もできるのです。

終始、この主人公のポールニューマンは笑顔でいる事が多いのです。最初の囚人のボス的な

人とボクシングをするのですが、大柄であり勝ち目は体格的になくそれでも笑いながらひたすら

打たれまくり、最後は相手が疲れてギブアップするようなシーンがあります。これを町山さんは

「あしたのジョー」もここからヒントを得たのではないかという部分もあり、確かに時代的にも

似たようなシーンがあったりもします。また、労役である道路の舗装工事を炎天下囚人に課せられる

のですが、そこは笑顔で楽しく仕事をいつもより早くこなし看守に嫌な顔もされたりもするのです。

看守からすれば、それは労役であり道路の舗装自体を目的にしていないので、楽しくされると困る

わけです。いつしか、囚人の中でも主人公はムードメーカー的な存在にもなっていたりするのです。

これの原題は「COOL  HAND  LUKE」というタイトルです。私も調べたことがあるのですが、

LUKEというのは主人公の名前なのですが、このクールハンドというのはポーカーなどで「良い手」

即ち、良い役が揃う時の表現だそうです。この映画でも、賭けポーカーのシーンがありLUKEの手は

いわゆる「ブタ」であり、何も役が揃っていないのですが、強気にレートをドンドン上げていきます

。最後は、相手が断念するのですが結果LUKEは心理戦で勝つシーンがあります。こういうところも

引き下がらずに強気で責めるというのが勉強になります。だから、周りも羨望の眼差しに変わってい

きます。よく会社の経営は「経営者の器以上に大きくならない」と言われています。器というのは、

周りをその気にさせたり、少々厳しい局面でも強気にいけるかなどではないのではないでしょうか。

ポーカー言えば、必ずしも強い役だから勝てるわけでもなく、弱い役でも工夫次第という所は

経営にも繋がる部分はあるのではないでしょうか。

まさに「何もない役」も最高の役になる事も有る、COOL HANDというのは絶妙です。町山さんも

邦題のタイトルが残念でもあると言っていましたが・・。町山さん自身もこの映画を高く評価してい

たり、海外ではポールニューマンが亡くなった際の代表作がこの映画で紹介されていたそうです。

日本では、「タワーリングインフェルノ」だったそうですが・・。この奥深さを知ると再度観てみた

くもなる作品です。因みに邦画の話を全くしていませんでしたが、あまり私自身邦画をみていないの

もあるのですが、やはり松田優作びいきですと「野獣死すべし」というのが演技的には好きでした。

自身もこの映画のために奥歯を何本か抜き役作りをしたとの事でしたが。少々、ハードボイルドの

映画ですが、印象的なのは刑事役の室田日出男犯人役の松田優作が電車内でロシアンルーレット的

なシーンがあるのですが、その狂気性が何ともいえないシーンあります。

実は、たけし監督の映画もほとんど観ていなくあまり邦画を観きれていません。恐らくは、社会人に

なってから、色々時間もとられ観る機会を逸していたようにも思います。

そして、時間ができた時は「男はつらいよ」の寅さんシリーズをコンプリートしたいなと

は思っています。きっと、人生の教訓が多く詰まっているのではないでしょうか。

いずれにしても、映画は自分の人生の道しるべになる事も多いのではないでしょうか。

 

 

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