こんにちは、escapeです。
以前から、格差の問題はあり最近この傾向が特に
強くなっているイメージがあります。
昔は、1億総中流と言われていた時代も今は中流という概念も
どこかに消えたような感もあります。80年代で終えたという話もあります。
本日は、このあたりを考察してみたいと思います。
現在の階級社会とは
昔から、貴族も含め武家社会から階級社会はありました。
現在の階級は５つの階層にわかれているとの事です。
これは、数年前に橋本教授という早稲田の教授が本として
世にだされたものです。当然、収入をベースにしています。
①資本家階級（平均年収1100万）割合3.5％
このゾーンは会社経営者や役員、大手企業サラリーマンや上級公務員
のような人達のようです。
②新中間層（平均年収816万）割合22.8％
ホワイトカラー、専門職、上級事務職のような人達の様です。
③正規労働者（平均年収644万）34.5％
名ばかりホワイトカラー、名ばかり管理職、中小企業管理職の
様な人達です。
④旧中間階級（平均収入678万）11.8％
自営業者や家族経営従事者で、事業を行っているが家族経営でまわす
ような零細会社の人達です。
⑤アンダークラス（平均年収393万）14.4％
工場勤務や非正規社員、アルバイトで生計をたてているような人達です。
とこのように定義をされていますが、どうでしょうか。
私もこれを見た時に、実はアンダークラスもまだこれ以上に
収入的には厳しい人が多く存在をしているのも事実です。
年収300万に届かない人も多くいるでしょう。そして、旧中間層
の自営の人もここ数年で一気に収入はアンダークラスまで
落ちているところも多くあるのではないでしょうか。
この階層は、恐らく③以下は更に転落していく可能性が高い階層
ではないでしょうか。名ばかり管理職や、名ばかりホワイトカラー
というのは、かなりリストラも厳しくなっています。よく「働かない
オジサン」問題もこのゾーンであったりするでしょう。私も近いところ
ではありますが・・・。
特殊な日本の雇用形態
では、なぜこのような階層ができてくるかと言えば、私なりの考察
ですが、一度転落すると復活が難しい国になっています。
広告的には、政府なども再チャレンジだったり、やり直しはいつでも
きく社会というような話がでてきます。勿論、それで復活される人も
いるでしょう。
ただ、確率的には非常に転落したままのケースが多いはずです。
闇金ウシジマくんを読めば、そこもよく理解できます・・。
勿論、本人自身の問題もありますが、多くは環境によっての貧困連鎖
のような形が多いです。やはり、上級国民と言われる人は家柄も良く
もともと金持ちの割合が高いです。そして、教育的にも上位の学校に
行ったりもします。対して、貧困層はやはり家が貧しく育ち、スキルを
もたないまま、社会に出されるケースが多くあります。シングル家庭の
割合も多いでしょう。私のイメージでは10代で人生の5割、20代で人生の
7割、30代で8割みたいな割合で人生が決まっていくような感じの
イメージがあります。それだけ、日本では再チャレンジの可能性が難しく
這い上がれない社会になっているのではないでしょうか。
よく、就職氷河期世代の話がでます。その時代は、就職が厳しく
非正規雇用に流れた人も多くいたでしょう。しかしながら、その後
そこから正規社員に戻る事が難しかったという話はよく聞きます。
新卒一括採用が中心であり、一度非正規になるとなかなか戻れない状況に
あります。これは、職歴にカウントしてくれない企業が多くあるためでは
ないでしょうか。従って、まず良い学校に行けるかで選別され、そして
新卒で然るべき会社に入れるかで選別をされてしまいます。
これを逆転していくには、資格や起業などで這い上がるしかないようです。
以前、ホストクラブを経営する社長がいました。今もされているとは
思いますが、少々疎遠になりました。特に地方でやはり学歴ない人が
一発逆転を狙ってくるそうです。ただ、現実は99％うまくいかず辞めて
いくそうです。最近では、youtubeなどでも色々NO1ホストがでている
番組もあり、余計に身近な存在に見えるのでしょう。
しかし、現実はそんなに甘くない事実もあります。
現実の厳しさを受け入れる
置かれた環境や過去を振り返っても仕方がないでしょう。
競馬の世界でもG1を勝てる馬はわずかです。また、G1を
勝てる騎手もわずかです。そもそも勝てないから騎乗機会にも
恵まれないところもあります。ただ、そこから調教師になって
うまくいった人もわずかながら、います。
従って、少ないチャンスを狙って生きていくしか方法はないのです。
以前より、youtubeはじめ個人でも稼げるチャンスはでてきました。
それでも、大変な競争もあり簡単にはいかないでしょう。
私自身も、今少々窮地にたたされているような現状になりつつあります。
来年、またそれ以降もどうなっているかなどは私自身も知る由もない
状況かもしれません。しかしながら、どこかにチャンスの糸口はあると
個人的には少々楽観的にも捉えています。今年の初詣に引いたおみくじは
「大吉」だったのですが・・。そんな神頼みも良くないのでしょう。
是非、これを読んでいただいていて窮地にたたされている読者の皆さん、
共に来年は突破口を見つけ頑張っていこうではありませんか。
穏やかな気分で年末年始を過ごしたいところでしたが、
どうもそのようにならない状況でもあります。
ただ、困った時に必ず「学び」があり、そこから色んな道ができてくると
私は信じてもいます。私も少々年齢も50半ばとなり、以前より気力も落ちて
きましたが、そんな弱気になってもいけないと心に言い聞かせています。
最後は、「自分との闘い」になりそうですが踏ん張りどころでもあります。
NEVER GIVE UP
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