こんにちは、escapeです。
最近、宮崎駿氏の「君たちはどう生きるか」という映画が上映され
非常に内容が難解という話がでています。私自身は観ていないので
何とも言えませんが、恐らく受け手側の考えによっては色んな解釈
ができる系なのかわかりません。映画でも本でもたまに難しいものが
あります。個人的には、わかりにくいものは愚作だと私は思ってしまいます。
一般向けに出している以上、大衆がよくわからないという感想は、
どこか作者が高尚な事をしようとしている「背伸び」に私は見えて
しまうのです。そのわかりやすい中に隠れた色々なメッセージがある方が
私は好きではありますが・・。
本日は、少々「人生の教科書」について語ろうと思います。
何に影響を受けるか
生きていく上で、皆さん色々迷われながら生きていると思います。
この辺が行き過ぎてしまうと「宗教」とかにいってしまうのかしれ
ませんが・・。
そんな中で、影響を受けた本や映画、歌や芸能人など色々でてくる
ものだと思います。今、競馬からの学びというのも記事に書いている
ように、ギャンブルという世界から学べている事も多くあったりします。
私も少なからずはありますが、やはり人に対して
影響を受ける事が多いように思います。勿論、テレビの世界の事も
あれば、身近な人であったりもします。一般的には、偉人などの歴史的
な人物などが多くはなるのでしょうが・・。いずれにしても、影響を受けた
ものが自分中での「人生の教科書」になるのではないでしょうか。
私自身は、あまり歴史的な人物というのは立派な人や話を多く聞くものの
あまり魅力的に映らないのです。従って、尊敬する人物の回答に
「坂本龍馬」や「織田信長」なんて答えている人をみると、インチキ臭く
感じてしまうのは、少々「天邪鬼的」でしょうか。
私の中では「アントニオ猪木」であったり「前田日明」になってしまいます。
競馬関係ではなくプロレスラーというのがまた良いのではと・・。
猪木は、先日亡くなってしまいましたが、やはり尊敬でもありヒーローでも
あるのです。そして、なぜ尊敬ができるかと言えば「生き様」になるのだと
思います。それは、決して成功だけではなく色々な栄光や挫折を繰り返し
それが「生き様」となって憧れる事が多くあります。そして自分に照らし合わ
せた時に絶対そんな事は自分では克服できないような事をクリアしている
ところに尊敬の念がわきます。現実社会でも、2人程そういう人がいます。
決して、今その人が成功しているかと言えば、疑問はつく部分はあるものの
そのような「生き様」に対して凄く尊敬の念を抱く事があります。
いずれにしても、自分に影響を与えたものは、全て「人生の教科書」
になるのではないでしょうか。
自分目線で素晴らしければ・・。
本においても、別に賞をとった本でなくとも、自分なりの生き方に
影響を与えたのであれば良いと思います。そういう意味では、私はマンガでも
「あしたのジョー」は素晴らしく思ってしまいます。漫画家としては
手塚治虫氏なども尊敬に値するようなところでもありますが、あまり
手塚作品で心に残るものは少なかったりします。映画にしても、
アカデミー賞をとるような作品でなくとも良いのです。
以前紹介をしましたが、私はポールニューマン主演の「暴力脱獄」
という映画が非常に好きです。DVDも買ってしまい、すっかり自分の中
では教科書です。この物語とあしたのジョーも共通する事があったりします。
邦題のタイトルがイマイチで日本ではヒットしませんでしたが、アメリカでは
ポールニューマンのヒット映画になっています。「明日に向かって撃て」
「スティング」「タワーリングインフェルノ」「ハスラー」など名作は多くある
中で、この作品を1番にあげている人が多くいます。そして、先程の前田日明氏も
この映画が一番好きなようです。どこかこの辺に共通したものがあります。
因みに競馬でのメジロマックイーンは活躍しましたが
メジロニューマンは1勝クラスで終えてしまいましたが・・。
因みに原題は「クールハンドルーク」というタイトルです。ルークは主人公の名前
であり、クールハンドというのは、ポーカーにおける「賢い手」という意味です。
実際、刑務所でのポーカーのシーンがありますが、この時にポールニューマンは
役なしの手でレートを上げ勝ってしまいます。「何も失うものがない」というのが
最強の手だというのです。この辺は、以前の記事でこちらから。
興味のある方は、是非一度この映画を観て欲しいと思います。
従って、自分目線で素晴らしいものが一番なので、変な賞などで権威付け
されているものでセレクトする事もないのです。
私の人生のテーマは
私においては、このように影響を受けたものなどをまとめると
テーマとしては「反骨精神」というのが共通のような部分があります。
常に体制側ではなく、どこかそこに逆らいながら不器用に生きていく
というような感じに憧れや尊敬の念があります。
前述の映画も、刑務所の看守という社会に置き換えれば体制側です。
それを主人公は、めげずに何度も脱走を繰り返し、捕まるごとに返り討ちに
あうのです。それでも、最後まで脱走を繰り返す反骨心があります。
そして、前回就職のときの記事書きましたが、「楽しさ」も重要な要素なのです。
この映画は、苦役の重労働を課せられるのですが、それでもいつも主人公は
笑顔で周囲の雰囲気も変えてしまうようなところがあります。
また、なぜアントニオ猪木氏かと言えば、当時はプロレスというのはショーの要素
が強く、格闘技というジャンルではかなり世間的には下に見られていました。
それを打ち破るべく、当時は格闘技の最高峰と言われたボクシングのヘビー級の
現役チャンピオンであるモハメドアリと試合をするのです。
この試合は、当時の世間的には酷評をされるのですが、ルールの問題などもあり
プロレスのリングにあげたことがそもそも今でもできない事であります。
引退したチャンピオンでエキシビジョン的なものはあります。現役でというのは
ないのです。そして、アリ側も受け入れられないと思って提示したファイトマネーは
18億円です。今で言えば50億程でしょうが。これは、後々借金になりますが、
猪木氏はこれを受けれました。このような、スケール感が凄いのです。
そんな事も含め、猪木氏はプロレスをメジャーな格闘技にと考えていたのでしょう。
そんな、プロレスの中では絶対的な権威でもある猪木氏に反旗を翻したのが前田日明氏
でした。当時、猪木氏に噛みつくレスラーは少なく、それもプロレス的なアングルで
噛みついた訳でもありません。彼もまた、色々団体を追われてしまいながらも最後は1人
で団体を立ち上げたりもしました。どこか、そんな動きが私の中での憧れになります。
今で言えば大谷選手や井上尚弥選手など凄い記録を打ち立てる人はヒーローです。
ただ、私が求めているのは、記録だけでなくどこか「影」を持ちながら挑んでいく
ようなタイプの人が好きでもあります。
やはり、こんな人の生き様や映画を観ている事が、自分にとっての「人生の教科書」
になった気がします。私もそれほど大きなことを成し得たわけでもありませんが、
どこか「反骨精神」や「天邪鬼精神」を常に持ちながら生きているつもりでもあります。
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