こんにちはescapeです。
日本社会というのは、どうしても「集団」的発想が蔓延しており
教育自体も集団的人材を育成していくような個性よりも「協調性」を
重んじていました。勿論、何かしらの組織に属しながら生きていく
事が中心であるので、そのような部分の重要性はありますがこれに
毒されてしまうと「いつか、誰かが何とかしくれる」という考えに支配
されてしまいます。学校でも部活でも必ずリーダー的な人がおり、会社で
あれば経営者という事になりますが、この人についていけば何とかなると
いうところがでてきます。有名なところでは以前の金融業界での「護送船団方式」
と言われいわゆる財務省の指示の下に差別化や競争などがあまりおこらないような
右に習え的な経営です。
いわゆる高度経済成長などの時期であれば、この
ような発想でも良かった状況ですが、今は確実に時代が変わりました。
時代は変わったのですが、今もこの発想を多く持っている人がいます。
いわゆる「他力本願」発想です。私はブログのタイトル通り少々「天邪鬼」
なもので社会に出る頃からこの発想は持ち合わせていませんでした。
そういう意味では組織人からは外れるところは多々あるのですが、今もこの思考
に間違いはないと考えています。競馬なども最初は知識もないので、誰かの予想に
乗ろうという発想が多く、それを経過して色々な予想法を勉強したり試したりで
自分の方法が構築されていきます。恐らく10年以上されている人で、人の予想を
参考にすることはあっても、鵜呑みにする人は皆無ではないでしょうか。又自分の
考えに沿った予想で当てることが面白味でもあったりするので。
最近は、少子高齢化が進み老後もどうなるのかと不安を抱える人も多くいると思います。
私は、社会に出て国政選挙(衆議院、参議院)に関しては、さぼらずずっと投票を続けて
います。先日も衆議院選挙がありましたが、流石にこのコロナの対応や経済失政などを
考えれば、もっと投票率も伸び自民党の票も落ちるのではないかと考えていましたが、
結果はご存知のように旧態依然のままです。基本的に投票率が伸びないとこの国の政治
体制を変えることは難しく、民主党が政権をとった時にはやはり大幅に投票率が伸びました。
とはいえ、私も投票はしますが政治が国民生活を変えてくれるものとはそもそも思っていません。
少子化などは私が学生時分の30年以上前から指摘された問題点で、今もなお少子化は進んでいたり
します。憲法改正においても、国民投票などもハードルはありますが、そもそもそこにまでも行き
ついてない状況でもあります。先進国で戦後これだけ長期間改正をしない国はないのではないで
しょうか。しかも、戦後GHQに与えられた憲法です。少なくとも、変化を嫌う国民性の問題も
あるのではないでしょうか。いずれにしても、変化を嫌い他力本願になるというのが日本国民
の特長ではないかと思います。国が頼れないのに、頼った考えをしている人も多くまた、会社に
しても私は頼れないものだと考えています。当然、業績が悪ければリストラや倒産などもある
わけで会社が永続し「ゆりかごから墓場」まで面倒をみてくれるという事は全く考えていません。
これは、経営の神様「松下幸之助」の思想がどこか当時は、社員を大切にした家族的経営の文化
が今も残っているように、働いている社員が思っている「幻想」ではないかと思います。
ニュースをみれば、大企業でもそのような文化の会社は少数になってきているのがわかる
と思います。従って、いつどのようになっても生きていくしかないですから、「自分でどうにか
していく」という発想は持ち続けないといけません。頼れるものは自分と。最近、動画をみて
感心するのは「社畜」と題して日々の激務の様子を動画にしている方が多々います。動画の
編集というのはかなり時間もつかうときいていますが、そのような状況下で動画を出し続けて
いる部分に敬意を抱きます。勿論、その方なりに今の生活を脱却するためにだされている
部分もあるかと思いますが、そのような人が今後残っていくのではないでしょうか。
とはいえ、常に見返りを気にした事ばかりでは人間のスケールがダウンしてしまうと
私は考えています。他力本願脱却=私利私欲という事ではないと思います。
別に何かのボランティア団体に所属して、社会貢献をしなさいという事ではありません。
私も仕事柄、人に相談を良くされることがあります。期待は特にしていないですが、謝礼を
出す方も一部いたりもします。私的には「自分さえ良ければ」という事もなく、少しヒントに
なるのであれば時間の許す限りというは持っています。小さい事で良いと思います。
必ず、私はトイレなどでトイレットペーパーが残り少なくなると交換したりします。
次に使う人が困らないようにと。中にはギリギリで放置され
ている場合もよくありますが、私はそれはしません。かといって、それをしたから得があるわけで
もないです。目先の損得ばかりで動いていくと何かを失うという部分が根底にあります。
ブログを書き始めたのも、この内容が多少誰かの役に立てばという思いもあり書いたりしてい
ます。是非、「他力本願」から脱却し少し役に立つことをしてみると人生観に変化がでてくるので
はないかと考えています。
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