こんにちは、escapeです。
昨今、色んな業種、業態で衰退路線をたどり、オワコン化
しているなどの話もよく耳にします。
私が今働いている業界も、間違いなく衰退業界ではあります・・。
日本では、高齢化も進んでいるのでそんな業界は沢山ありますが
今後どうなっていくのでしょう。
以前、パチンコ屋さんの閉店が目立つ話を記事に書きました。
記事はこちらから。現在も閉店は目立つ気がします。
そして、この影響もあり機械を作っているメーカーも倒産の
ニュースを度々目にします。完全になくなるわけではないとは
思いますが、相当の規模の縮小は覚悟しないといけないでしょう。
現在のパチンコ人口もピーク時の3分1ほどになっているようです。
この衰退の原因の一つは、規制強化だったりしています。いわゆる、出玉規制
だったりします。では、なぜ規制を強くするのでしょうか。これは、
国全体として、産業を潰しにかかっているということではないでしょうか。
煙草が似たような路線をたどっています。日本のピーク時の喫煙率は8割を
越えていました。今は2割程までに低下しています。私も学生時代の頃から
思えば、金額は3倍ほどになっていますし、喫煙場所もほとんどなくなりました。
以前にも書いたように、私の喫煙場所はパチンコ屋さんに立ち寄ることでした。
勿論、パチンコ自体は今は全くしませんが、喫煙目的で立ち寄ります。
そのパチンコ屋さん自体の閉店が多く、私はどちらかというと喫煙視点で
パチンコ屋さんの動向を追っていましたが・・。いずれにしても、煙草なども
産業として完全につぶしにかかっているように思います。消費者金融なども
そうです。グレーゾーンなどの金利をなくし、利率を下げ過払い金の返還を
許可した事で、軒並み消費者金融がなくなりました。今は、銀行傘下に入って
いる会社が多いのでないでしょうか。そして、貸出金の規制もあり以前よりは
借りれない状況になっているはずです。従って、国の意向で業界自体を潰すことは
できてしまいます。もっと言えば、バル景気の終焉のきっかけは、
国の土地に関する融資の総量規制でした。
中国などは昨年、学習塾を一律民間会社での運営をできなく
したり新設営業の禁止もしました。受験熱などを冷ます事も目的にされた
ようですが、土日祝日の営業なども禁止していたりします。
中国などの国であれば、一気にそんな事もできますが、日本などでは「規制」
という縛りをもうけ、衰退させていく戦略ではあります。従って、目をつけられた
業界はたまったものではありません。だから、政治家に色んな献金や利権なども含め
出てしまう構図になってしまうのでしょう。正直、ネットなども何かしらの規制を
設けてしまえば、一気に衰退させることは可能ではないでしょうか。
話は戻りますが、パチンコ屋さんの厳しいのは、規制プラス今あげたような他の
規制などの影響も受けてしまうので、更に衰退が加速しているように思います。
パチンコと喫煙は、相当関係性は高くもあり、今は指定の喫煙場所でしか吸う事が
できません。そして、消費者金融も利用しながらパチンコをしていた人はかなり多いのでない
でしょうか。その金額が、厳しくなれば余計に足が遠のく気もします。
1人当たりの負けの金額の平均が3万5千円と何かの記事に書かれていました。
1回に4万近くというのは、以前よりも恐らく高額になっており競馬などの負け
金額よりはるかに高い気もします。これも、経営が厳しくなるから出玉をあまり
出せない。従って1人当たりの負け金金額が高くなり、でないから更に足が遠のく
というような、負のスパイラルに入っている気がします。
一旦は、需給バランスが整う店舗数になるまでは、厳しい競争になるのではないでしょうか。
とはいえ、ギャンブル依存症のほとんどはパチンコと言われるくらいに、依存体質は
つくりやすいのかもしれませんが・・・。
日本で最も古い会社に「金剛組」という建設会社があります。578年に創業なので
1400年以上も続いている企業で世界でも最古の企業です。この会社の売上をみると
30億程になります。宮大工をメインにしている建設会社です。神社仏閣などは新設で
多く建つわけではないので、恐らくは補修や復元的な作業がメインではないでしょうか。
技術の習得にも時間がかかるでしょうし、現状このマーケット規模は恐らく売上と同じ
ようなマーケットではないでしょうか。このマーケットに100社もあったら、倒産
してしまうかもしれません。従って、ある程度の斜陽産業であればこの需給が一定の
レベルで下げ止まれば、維持が可能ではあるという事ではないでしょうか。
そこまで落ち着くのに、我慢比べにはなるとは思いますが・・・。
いずれにしても、「産業」と「規制」は表裏一体の関係でもあり、「規制の強化」
は何よりも産業を衰退していく一番の要因ではないでしょうか。
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