昭和の競馬場の雰囲気を堪能する

昭和ノスタルジー
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こんにちはescapeです。

大分、ブログにも慣れてきましたのでサボらず続けていければと・。

最近は、ネット競馬全盛でコロナ禍の中、競馬は地方も含め活況です。

恐らく競艇、オート、競輪なども今はネット投票ができたので活況ではないでしょうか。

当然、昭和の頃というのは基本馬券を買うには競馬場や場外馬券売り場に行くしかありません。

私のはじめた頃はオグリ人気もあり府中などはかなりの激混みです。コロナの前などは府中で

10万人位ですが私の頃は確かレコードにもなっていますが19万人集まったダービーも有ります。

この時期は、JRAも若いファンも取り込もうとレジャーランド化を推進をしていたような

時期です。私は特にパドック派でもないので、家から競馬場まで遠いのもあり基本、場外

が多かったです。今では、「ウインズ」と呼ぶ人が主流ですがどうも昭和世代だとつい

「場外」と言ってしまいます。場外も場所で大分雰囲気が変わります。新宿は当時狭く割と

近くの料理人風の人が多くいた記憶があります。渋谷はやはり若者が多かったり、銀座はあまり

混雑していなかったりなど。私の主戦場は後楽園でした。駅でいえば、水道橋か地下鉄の後楽園

です。とにかく、スペースが広く黄色いビルがすべて発売所でした。基本、日曜日に後輩と行く

のが週例行事でした。ただ、ここは若者はあまりいなく体感温度的には「オッサン比率9割」

でした。特に東京ドームがあるので、巨人戦などあるとかなり混みあいます。この黄色いビル

側に後楽園ホールもあり、プロレスなどもあると客層が「カオス」になります。

ドームでジャニーズのコンサートがある日などは、「競馬親父」と「ジャニオタギャル」

MIXされお互いに「白い目線(軽蔑しあっている)」が飛び交っています。

私は、大体6Fフロアの定位置が決まっていたりもしていました。今のように携帯もないので

そこで後輩と現地合流するような感じでした。この後楽園の雰囲気はまさに「鉄火場」でした。

当時は、まだマークシート前の発売で馬券の種類も単複と枠連しかありません。

窓口で口頭で買目を言って、それをオバちゃんが機械で打つものですから時間がかかります。

大レースなどはかなり並ばないと買えない状況で、今思えばよくこのシステムであの人数を

捌いていたなと感心しきりです。そして、締め切り3分前あたりからヤジが飛んできます

「おばちゃん早くしろー」「親父何点も沢山買ってるんじゃないよー」など兎に角、並ぶの

が遅い自分を棚に上げヤジりまくりです。締め切り1分前などになると「怒声」にかわります。

当然、「おばちゃん」から「ババア」に言葉も活用変化されます。最後は、買えている人に

むりくり頼む人もいます。又その場合、しっかりお金のやりとりをしないと馬券だけ渡して

お金は後なんかにすると、馬券持って逃げちゃう人もいます。アナウンスで色々注意のコール

が流れています。「コーチ屋」風情のような人もいました。コーチ屋とは買目を色んな人に違う

買目を伝えレースが終わり当たった所に行き祝儀をたかるというものです。とにかく、油断が

できない場所でもあり、全員が泥棒にみえてしまいます。そして、場内には小さいモニターテレビ

が所々にあり、ほとんどレース自体をモニターの近くでないと見えなかったものです。しかし、

どこでも名人クラスがいるようにかなり後ろでみてていて、鼻差あたりでもきちっと見極める

がいました。一体視力はいくつなんだろうと思いましたね。またレース後は、「愚痴の山」

大会となります。「これは、あと1点追加すれば買えたな~」「やはり、岡部の頭かよ」

「3から流しているのに買ってないよ外枠は」「3-5(産後)の大穴だよ」などなど・。

また、このビルの2Fに山下書店という本屋があり競馬関係の本は品揃えがピカイチでした。

レースが終わると「必勝本」を見つけては買ったりもしました。また1Fは大井競馬専属の

場外馬券売り場もあり、調度ナイター競馬も始まったころで野球並みにJRAと大井の

ダブルヘッダーをする人も多くいました。今は、地方競馬しかいませんが当時この1Fに

「場立ち予想屋」7,8軒ありました。そして、怪しい「出目本」売りの軒も。枠連なので、

最終が終わると「出目本」売りに人だかりがあります。その日の結果をその本に照らし

合わせると「あら不思議」、的中の山となります。それを1レース毎に解説をしています。

これは、事前に最終の前まである程度近くで作成して微妙に外れも混ぜてくようなシステム

というか手品みたいなものです。また、恐らくサクラのような人が絶賛して確か1万円程した

その本がドンドン売れていきます。しかし、次週試すと・・みたいな商法です。

後輩とは、どちらかが的中して儲かればそのままを飲みに行き、レース回顧をしたりしてま

した。外すと、喫茶店で珈琲を飲みながら1時間ほど反省会を開くというのが慣習でした。

あの独特で、怪しくもあり何とも言えない空気感で買えた場外馬券売場が

私の「青春の聖地」でした。

 

 

 

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