こんにちは、escapeです。
皆さん、会社の仲間との関係はどうでしょうか。
恐らくは、今どきは仲良しクラブの延長的な空気で働く事を
望んでいる若い子は多いのではないでしょうか。
そして、上司の方も少し厳しくあたるとすぐ「パワハラ」というような
話もでてくるので、結構気遣いながら対応している人も多くいるのでは
ないでしょうか。昔は、その部分はやや軍隊式ではないですが、非常に
厳しい部分もありました。ただ、本来仕事というのはそれなりに厳しい
ものではあります。従って、「厳しい」=「悪」という考えでは私はありません。
一定の厳しさが、その人の成長の糧にもなるのではないでしょうか。
私のいる会社は小さい零細会社なので、社員数もそれほど多くはありません。
必然的に社長を始め経営陣とも距離は近いです。勿論、飲みに行く事も
多かったりしますし、その点においては仲の良さもある程度はあります。
しかし仕事においては、私はよく社長始め役員の人にも厳しい話をしていきます。
その分、自分に返ってくることもあるので自分への戒めもあるのですが・。
今週、日曜に役員の人から「社員候補の人に会ってくれないか」との依頼を受けています。
役員の人も、色々声掛けをする癖があり割と友達感覚で人を連れてくる事が
多いのです。そして、人を見る目はあまりなかったりもします・・。
基本、現状経歴書をみた程度ではありますが、基本は「NO」という
回答ではありますが・・。
以前、記事にも書きましたが基本的に仕事をする上で共同経営というのは、
まずうまくいかないケースがほとんどです。最後、仲間割れをおこすことが
常なので、今後独立して友人と会社をと考えている方は、やめる事をおすすめします。
うちの息子も、仕事仲間数人と1年ほど前にyoutubeの配信をしようとしたみたいで、
私はそれを聞いて「うまくいかないよ」と私は回答していました。
案の定、数か月で頓挫してしまったようです。それだけ、普段の仲間と違う事を一緒に
するという事は、同一線上でできない事の方が多くあります。
趣味的に草野球チームなどでしたら良いのでしょうが・・。
そして、仕事の仲間として外部的に発注したりするものは、友人や知り合いの会社に
依頼する事は問題はないでしょう。しかし、同じ会社で働いていくという事で
あれば友人関係の社員としての繋がりは持たないことが賢明でしょう。
私は、会社の人材というのは「パーツ」の組み合わせと認識をしています。
自分が不得手であったり、苦手の分野において不足の部分や無いものを
補う形での仕事の仲間というのが理想に思います。
営業が苦手であれば営業に強い人材やITが苦手であればITに強い人材など。
当然1人の人が万能なスキルを持つという事は難しいので、自分に無い部分を
持ち合わせている人の集団が強いと私は思います。小さい会社であれば、余剰人員
はいないので、これが基本にはなってくると思います。
そして、それらがベースに備わっていて自主的に動ける人材がベストです。
指示待ち族ではない事は、要員の少ない中小、零細企業ではマストではないでしょうか。
しかしながら、ここに「情」的なものが介在し、先程の紹介者のような人材
などを採用してしまうとうまくいかない事を私は多く経験をしています。
私も過去に「情」が入った知合いと仕事をした事がありました。結果的には
色んな面でうまくいかず、今では音信不通の仲となっている人が数人います。
これも、当初のように知り合いの関係だけでとまっていたら良かったので
しょうが、一緒に仕事をするには「?」という事になりました。一定の距離
があったから良かった訳で、近すぎると色々見えてしまう事も多くあるので
ないでしょうか。そして、辞めてもらうにも気を遣わざるを得なくなり、
結果的には喧嘩別れのような事になってしまいます。
従って、一緒に仕事をしていく仲間というのは、少々の「厳しさ」があり
緊張感を持って働いていく事が重要ではないでしょうか。
難しいのは、家族経営の会社とは思ってしまいます。ある意味、繋がりは
当然他人よりは強いですし、少々のことで辞めるという事はないでしょう。
しかしながら、家族という繋がりがある以上これも切れる縁ではないのも
事実であり難しいところです。
昨日、以前コンサルしていた会社の社長から新年の挨拶も含め連絡がきました。
ある程度、そこは軌道にのっており息子さんに今、中心に入ってもらっている
ようなのですが、なかなか教育が難しいと言われてました。
そして、できれば定期的に研修と教育をして欲しいとの依頼はあったのですが、
少々、私も会社ですべき事もたまってきており、今すぐ引き受けは難しい旨
はお話をしたのですが・。というように、家族経営であれば外部の人に教育など
も頼みたくなるのもわかる気はします。
やはり小さい会社は、人材のしがらみがなく、色んな価値観や発想などを持ち合わせた集団
がより良い結果を生んでいく土壌になるのではないでしょうか。
コメント