こんにちは、eescapeです。
昨日のジャパンダートダービーは、見応えのあるレースでした。
ミックファイアの3冠達成おめでとうございます！
残念ながら馬券を外してしまいましたが、どこかレース後は
心地の良さが残ったようにも思います。では、振り返ってみましょう。
レース展開
ミックファイは、前走いれこみがきつめであったり、羽田盃は馬体重が大幅に
減少をしていたりなどありました。昨日は、馬体重もプラス4キロで落ち着いて
いた雰囲気でした。レースは、予想通りミトノオーの逃げになりました。
残念でしたのは、相手候補で期待したオーロイプラータは躓いた感じで
、あわや落馬寸前のスタートでした。ここから、ポジションは最後方に
なるも最後は5着まで追い込んできているので、能力はあると思います。
ミックファイアは2番手位の位置を予想していましたが、なかなか内にも
外にも壁がつくられ、思うような位置取りができず5番手での競馬となり
ました。この辺は、今までの競馬の中では一番、厳しい競馬をさせられたのでは
ないでしょうか。道中もポジションはあげず、ミトノオーが快調にとばしていきます。
1000ｍが1分程なので大井ではかなりハイペースではなかったのではないでしょうか。
4コーナーでは、ミトノオーが更に後続を離すような場面もあり、この時点で
私はミトノオーの逃げ切りかと思いました。いわゆる、武騎手の絶妙な逃げが
はまったと思っていました。
4コーナーでミックファイアも3番手に
上がっていきます。でも、なかなか差が縮じまりません。ラスト1ハロンを越えた
あたりで並びかけ、100ｍあたりでミトノオーも急速にスピードが落ちます。
そこから、交わして結果的には2着のキリンジに2馬身半をつけました。
2着のキリンジも中団から大外伸びてきて、止まりかけたミトノオーをゴール前
クビ差交わしたというところでしょう。JRA勢ではありましたが、キリンジは
私は消していました・・。そして、期待したユティタムのポジションは、
ミックファイアより前にいましたが、4着と現時点では力不足に思いました。
苦労人 御神本騎手
タイムも2分4秒台で優秀な勝ち時計でもありました。例年5秒台のレースでも
あるので、見事な勝利だと思います。ミックファイアは、22年ぶりの無敗での
3冠馬が誕生しました。御神本騎手は、元々は島根の益田競馬場の騎手でした。
現在は41歳であり、益田競馬場の頃はまだデビューして間もない頃ですが、
リーディングも輝いていたりもします。しかしながら、益田競馬場がなくなる
事になり大井競馬に移籍をしました。当時は、他場からの騎手の移籍を受け入れて
いない時期でも有り、恐らく移籍になった際にもそれなりにウエルカムという
雰囲気ではなかったのではないでしょうか。この辺が、競馬界も閉鎖的な社会
と言われるような世界だと思います。
その後、2013年には南関東のリーディングに
輝くも、度々調整ルームに入った後に無断外出などのルールを破る事もあり
度々、騎乗停止などのペナルティを課せられました。
そんな流れもあり、2015年の騎手免許の更新には不合格になってしまった
りなどもありました。そこから、再度新規での騎手免許の獲得に動き
2017年にようやく合格し復活した状況でもあります。恐らく、この流れの
中で本人も何度か引退などの選択肢も考えていたのではないでしょうか。
それを踏まえた、今回の3冠レース制覇でもあるので御神本騎手にとっても
喜びも大きかったのではないでしょうか。
地方競馬の星
古くは、ハイセイコーからオグリキャップなども含め地方競馬から
中央に挑むという構図は、どこか人々を感動させるものがあります。
これは、JRA＝エリート集団であり地方競馬＝雑草集団という構造も
できあがり、判官びいき的な空気もでてくるのではないでしょうか。
どこか皆さん、自分の人生と重ね合わせてしまう部分もあります。
ミックファイヤのメンコには、調度大きくオデコあたりに「星」の
マークがあります。中央競馬の勝負服というのは、馬主によって
決まっていたりするのですが、地方競馬は騎手によって勝負服が
決まっています。そして、御神本騎手の勝負服も星のマークが
散りばめられています。前述の苦労人である御神本騎手とこの
トレードマークのごとく「地方競馬の星」になりそうなミックファイヤ
のコンビが今後の競馬を盛り上げてくれることを期待しています。
そんな背景もあったのか、昨日は地方では珍しい「ミカモトコール」
がレース後聞こえ、感動的なレースでもありました。
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