こんにちは、escapeです。
今、競馬は「ウマ娘」や売上も好調なところから果たして
ブームなのでしょうか。正直、ブームという様な雰囲気はない
気がします。昔のハイセイコーやオグリキャップの時のように
スターホースがいるわけでもなく、色んなテレビ番組で特集が
組まれていたりはないです。そして、こぞって若い子や女の子が
競馬場に押し寄せている訳でもないのです。単に「スマホ競馬」の
普及が一番の要因ではないでしょうか。いかに、この手軽に買える
効果が大きいのかという事でしょう。昨年度の年間売上が公表されて
いました。JRAは約3兆2500億程の売上で2年連続の3兆円越です。
前年比も5.3%増です。この売り上げ規模での伸び率は、不景気の最中
にしては、かなり堅調ではないでしょうか。過去の売上推移をみますと
1997年がピークで4兆円を越えていました。しかしながら、オグリの活躍
した時期は1990年であり、少々この時期も競馬ブームという感じはしなかった
気がします。世間では、調度バブルも弾け山一が破綻した頃の時期でもあり
不景気ではあったはずなのです。こうしてみると競馬の売上は、あまり世相
を反映しない様な感じもしますね。2011年には2兆円程に売上も下がり、
ピーク時の半分ほどに売上も低下をしてそこから今に至るまで少しずつ盛り返した
状況ではあります。地方競馬に目を向けると、昨年が始めての1兆651億円と初の
1兆円越となりました。売上推移をみますと2000年代初頭では、JRAと売上金は
10倍近い差がありました。それが今では3分1程の差になっているのです。
開催日などの差はあるものの、よくここまで差をつめてきたと同時に1兆円を越えると
いうのはそれなりの規模に成長をしたという事でしょう。
地方競馬場は、軒並み売上増加しており、まだJRAとのネット競馬の提携が更にすすめば
売上の伸びしろはあるように感じます。
川崎競馬は11年連続の売上増加で、6年連続過去最高を更新しています。
昨年は、1063億という事で初の1000億円越えとなりました。
この売上の88%の935億円はインターネット投票での売上だそうです。
いかにネット投票の売上効果が大きいのが理解できます。
今、JRAではこの売り上げ規模になった地方競馬の状況もあり、地方はダート、中央は芝と
いう様な形で移行し、レース体系やグレード制など移していく形になってきています。
中央競馬は、「登録馬過多」という問題があります。土日の競馬開催や多くても3場開催
であり、そこに1日12レースという上限を勘案すると、年間に出走できるレースは限られ
ます。特に未勝利なども含め、レース数はさらに絞られてしまいます。
ある程度、地方競馬がそのような登録過多の受け皿に想定している部分もあるようです。
これに海外競馬も今後出走も増える事を考えると、日本競馬もそれなりのポジションが
確立しそうです。しかしながら、地方競馬を購入している人は中央競馬と重なっている
部分は多くあります。地方競馬専門という人は少ないのではないでしょうか。
そうした場合に、平日は地方競馬、週末は中央競馬というのはお金が無限地獄化し、
破綻をする人も多くでるのでないでしょうか。スマホ馬券破産がどこかで社会問題化
しそうな気もします。すると、また規制が入り売上縮少みたいな流れが来そうな気が
します。他の公営ギャンブルも好調な事を考えると、いつまでもこの「我が世の春」は
続かない気もしますが、どうでしょうか。すでに、このような状況下であえてカジノを
推進する必要もないと考えますが、国も稼げれば何でもになっているのでしょうか。
とはいえ、競馬自体は盛り上がってもいるので、春競馬も今週から本格的にスタートも
します。お金は節度をもって、私も春競馬に臨みたいと思います。
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