こんにちは、escapeです。
まだ、JCの興奮も冷めない中で
日曜日の競馬観戦をあらためて振り返りたいと思います。
なぜ、競馬場に行く事になったのか
最近は、ネット競馬にほぼ依存していた状況でした。
地方競馬は、たまに行く機会はありましたが、中央競馬の競馬場は
もう10年以上足を運んでいなかった状況です。
ウインズ自体もほぼいかなくなり、府中自体は今の自宅から電車で30分程の距離
なので決して遠い訳ではありませんが、足が向かなかったのも事実です。
調度、イクイノックスは、秋口位から天皇賞とJCで引退という話
がでていました。秋の天皇賞をレコードで勝った時に、この歴史的な
名馬になるであろう走りを生で観に行きたい衝動にかられました。
結果、引退自体はまだ不明ではありますが、その雄姿がみられるうちに
とは思いました。
社会人になった息子も度々、大きな競馬のレース前は電話で長く競馬談義
をする事も多くなっていました。そんな折に「JCを一緒に観に行くか」
という話がでました。親子でどうなのという疑問をもつ方もおられるでしょう。
私の親子コミュニケ―ションは、こんな事の方がフラットで良い気がします。
なまじ、家の行事に合わせ集合するよりは、どこかヨソヨソしなく良い
雰囲気ではと思いました。今は、色々入場制限もある中で息子に予約を
とってもらいました。昔は、競馬の入場は確か200円~100円程度でしたが、今は
500円に上がっていました。これは、入場制限のあるレースだからなのかは、私も
不明なのですが・・。いずれにしても、予約購入もした事もないので、息子にその辺は
一任した状況でした。こんな流れで、久々の競馬観戦となったのです。
知らぬ間に気合が入る・・。
最近は、日曜日は色々ブログをあげたり、noteの予想やブログランキングに
参加したりなど、意外と競馬のある日は忙しくなってしまいます。
大体、午前中に済ますことは多いのですが、この日は早目に済ませようと
観戦しに行く日の夜中3時頃まで色々作業をしていました。
また、ここ半年くらいは、ずっと愛読していた夕刊ゲンダイから東スポに切替
をしました。理由は、単に東スポの方が非常に夕刊紙としては内容が濃く
リニューアルしたタイミング位で変えたりもしました。
最近は、あまり専門紙などもダービーなど大きなレ―ス位にたまに購入する
程度でしたが、この日は、専門紙をやはり買っていこうと思い購入しました。
昔は専門紙を良く購入しました。地方競馬は「日刊」で中央競馬は「勝馬」か
「エイト」でした。今は、専門紙は「エイト」をいつも買います。
競馬場に行くと、一部日刊のスポーツ紙はいましたが、多くは夕刊は「東スポ」
専門紙は「エイト」を持参している人が多くみられました。恐らく、販売状況
などもシェア的には2社かもしれません。息子などは、ネット世代なのでネットの
出馬表で良いみたいですが、オールドファンはやはり紙がないとしっくりこない
気がします。そんな流れもあり、前日は専門紙で予習もしながら、知らぬ間に気合
の入った状況ではありました。馬的に言えば、少々入れこんでいるような状況です。
品の良い競馬場に・・・。
電車では、いつも競馬のない日などは府中で降りる人も少ない中
この日は、激込みでした。すでに、駅は混雑状態でした。12時に
息子と待ち合わせをしたものの、遅れたようでしばらく駅構内の
喫茶店でコーヒー片手に競馬新聞を眺めていました。やや被害妄想
ですが、通常の喫茶店で競馬新聞をひろげれば、やや冷たい視線を
感じるものの、ここではむしろ新聞をひろげていない方が違和感が
あるような状況の喫茶店でもあります。そこからおちあい競馬場に
向かいましたが、すでにお客さんはかなり入っていて混雑状況でした。
どこか、この予約システムのせいか、あまりオールドファンよりも
若者が多くいた印象を受けました。
食事もかなり混雑しており、あまり腹も2人共減ってなかったので
ハンバーガー程度でした。それでも、長い列ができていたような状況でした。
最初に運試し的に東京の7Rからスタートしました。ルメール騎手の馬に
人気が集中しており、モレイラ騎手からの3連単を私は少々購入しました。
モニターで競馬をみていたのですが、つい癖でゴール前「残せ、モレイラ」
と叫んでしまいました。昔は、モニター前のゴール前は必ず怒声があがるもの
です。しかしながら、全体的に叫んでいる人は私達親子とあまりいない事に
気づき、随分、品が良くなったと思ったりもしました。同時に、どこか
昔の「鉄火場」的な雰囲気が消えたような感じもありました。
昔、オグリキャップの引退の有馬記念で、2着に入った
メジロラインに対する大川慶次郎氏の「ライアン」の叫び声が懐かしく
も感じたところです。実況放送でしっかり声が入っていましたが・・。
どこか、昔はそういうように競馬を観るような
ある種の習慣が身についてしまい、私もところどころ叫んではしまいましたが・・。
設備が整った綺麗さもありましたが、どこか昔に比べ「品の良さ」を感じた競馬場でも
ありました・・。
雑踏の中のレース
昨日の入場人員は8万5千人ほどでした。この人数を見れば、混雑したのか
と思う人もいるでしょう。ただ、私が競馬を始めて間もない頃の1990年の
ダービーは今も入場記録で19万6000人ほどでした。昨日の倍以上の人です。
私も当時現地にいました。
当時、どれくらい混んだのかは忘れてしまいましたが、昨日の倍以上を考えれば
尋常ではない人数ではなかったかと思います。昨日も、かなり携帯のアクセスは
悪く、早々にJCの馬券なども紙で購入をしました。また、以前はなかったように
記憶していますが、レースが近づくと本馬場もゴール前からドアがドンドン締め切られ
入場制限をされていました。なんとか、ゴール板を抜けた遠い位置で観る事はできましたが、
正直、馬の走っている姿は最後のウイニングラン位しかみえませんでした。
パドックでも、かろうじて拝めた程度に見る事はできましたが、黒山のたかりでした。
ファンファーレが鳴り響き場内のボルテージは最高潮となりました。
ターフビジョンで観ても、正直パンサラッサがどの程度のペースで逃げているのか
わかりませんでした。後程、レース映像をみると57秒台の大逃げでした。
ただイクイノックスはじめ2番手以降のペースは60秒程度でむしろスローに近い
流れです。イクイノックスが、パンサラッサをかわしたあたりが場内の歓声も
高かった気がします。レースは皆さんご存知のように、ブッチギリの1位であり
ステッキも天皇賞同様、ほとんど入っていなかったのでないでしょうか。
この雑踏の中、観るだけを考えれば自宅観戦の方が良いのでしょうが、競馬場の
熱気を考えるとやはり来て良かったとも思いました。
そして、かための決着というのもあり、払い戻し所には長い列ができていました。
最終の京阪杯を優先していたので、払い戻しは最後にと思い発売だけの窓口に
行きましたが・・。いずれにしても、今年1番盛り上がったのではないでしょうか。
反省会もまた競馬の魅力
昔、学生時代私は毎週のように後輩と後楽園の場外に通っていました。
土曜日は、アルバイトの関係もあり基本的には日曜日に繰り出していました。
競馬が終わり勝てば、そのまま飲み屋で安酒をあおり、負けた時は喫茶店で
というように、競馬の反省会をいつもその後輩としていたものでした。
昨日も、府中は人でごったがえしていたので、そのまま立川の方へ移動し
息子と2人で居酒屋に入り、反省会をした状況でした。個室にはなっていた
のですが、壁は薄く隣で呑んでいる若者も仲間数人と反省会を開いていた
ようで、レースの会話が節々聞こえてきました。どこか自分の学生時代を
思い出したかのような状況で懐かしさもありました。昨日は、JCの前の
京都のカノープスSが40倍ほどのが的中があり、一息は入ったのですが、結果
マイナスではありました。また、最終の京阪杯も2人で的中はしたものの
ガミリではありました。ただ、最終も的中しているのとどうかは気分的にも
違うものです。終わってみれば、ほぼ1日立ちっぱなしで飲み屋で座った時に
どっと1日の疲れがでたものでした。買っている時は、あまり気にならなかった
のですが、一気にそういう疲れが襲ってくるようなものです。
どこか、そんな反省会を開きながらも子供もあらためて成長したなと思いながら
酒を呑み交わしての終幕でした。
年に1度あるいは数年に1度、競馬場へ行くのも悪くはあるまい。
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