こんにちは、escapeです。
今は、色んな詐欺なども横行しており、中身は詐欺でも
立証するのが難しいものがあったりもします。
私の周囲でも少なからず、犯罪というよりは本人の自己責任
になるような詐欺めいたものにひっかかる人もいます。
先日も、とあるネット広告の契約で150万ほどとられた経営者が
いました。勿論、契約書もありサービスもあり決して詐欺かと
言えば、難しい部分ではあります。しかしながら、肝心の効果は
ゼロなので実質詐欺に近いようなものであったりもします。
このレベルの話は、世の中にゴロゴロしています。では、このような
事も含め騙されないようにするにはどうすれば良いか。基本を知って
いればほぼそんな事に引っ掛かる事はありません。では、話していきましょう。
「保証」というリスク
通常、何かを購入したり事業をはじめたりする時に「保証」という
ものがついている事が多くあります。これは、本来買い手側の方で
いえば、リスクを避けるための魅力的なモノであったりもします。
売り手側で言えば、当然、リスクが購買意欲を減少させているので
購買促進を促すために「保証」をつけ買いやすくしたりもします。
勿論、全ての保証を否定している訳ではありません。例えば、家電製品
などは、保証期間は当然ありますよね。それは、皆、買う側は機械製品
はいつか壊れるという事は理解しているはずです。とはいえ、買って早々に
壊れるようでは不良品と変わらない訳で、通常は1年~5年ほどついている
から安心して買えるはずなのです。モノの販売においての保証というのは、
一般的に製品の信頼性を高めるので良いはずです。ただ、よく美容系の
返金保証や返品も含め、広告的には効果なければいつでも返金などとうたい
ながら、内実なかなか一定期間たたないと解約ができないなどというモノ
も存在はしていたりもします。よくインターネットでそのような広告も
みます。
競馬の予想なども新聞に○○が外れた場合は、有馬記念まで無料提供
などとうたっていたりしますよね。一般的によくあるのは、この期間に更に
インサイダー情報だなんだと理由をつけ、高額な予想を販売したりなどと
いう業者は昔から多くいたりもします。今でもこのような業者は存在したり
します。いわゆる、無料提供などというのは「まき餌」にすぎません。
そして、事業関係になると「保証」というのはかなり怪しくなります。
本来、リスクをとるための「保証」が更にリスクを高めているような事が多くあります。
典型的な不動産投資
不動産投資をしている人も最近は多いようですが、これが
結構騙されていたり、被害にあった人も多くいます。
少し前でしたら、かぼちゃの馬車なんていうシェアハウスの
問題などもありました。今もかなりの不動産投資の被害は
多く存在しています。不動産投資は、物件を賃貸に
まわしその賃料でローンを支払い最終的には資産が残るという
スキームが一般的です。
では、投資する人の一番のリスクは「空室リスク」になるのです。
これを補うため家賃保証という形で「サブリース契約」という保証
をうたうのです。当然、不動産ローンは長期でもあり、家賃を保証し
てくれるのならという事でリスクはないと考え投資に踏み切る事が
多くあります。さらに、頭金はいりません、節税対策にもなります
などといううたい文句です。一見魅力的にうつりますが、世の中そん
なにうまくはないのです。この契約を結んだ時に基本的には家賃の設定は
サブリース会社にあります。当然、サブリース会社は空室を出さない様に
したいので、うまらなければ家賃を下げます。また、サブリース分も保証料と
いう形でお金もとります。では、ローンの支払いを下回る家賃設定ではどう
でしょうか。毎回、手出しの赤字になります。そして、そもそもの家賃も
新築と35年経った物件が同じ家賃で貸せることもないでしょう。このサブリース
契約がついていると売却するにしても非常に価値も落とすことにもなります。
では、解約すればとなりますがなかなか解約が難しいような契約条項になって
いたりなどもあります。それで、なくなく処分したりする方も多くいます。
ワンルームマンションに多い形態であったりもします。どうでしょうか。
保証がかえってリスクになっている事にお気づきでしょうか。
これは、一例ですが金融商品なども元本保証などとうたいそうなっていない
もの多く存在したりもします。
ビジネスの大原則の公式
これを肝に銘じているだけでも騙される確率は減ると
思いますが、事業においては私はこのような公式で考えて
います。「(楽+儲け)×リスク」というものです。
まず、事業などで皆一番魅力的に感じるのは、楽なものでリスクもなく
儲かるものを連想します。そんな都合の良いものはそもそも皆無と
思った方が良いです。この公式にあてはめたら、ゼロになるでしょう。
皆、ないものを求め保証という名のリスクを相手側がとる事で魅力に
うつり騙されることが多いのです。「楽」というのは人により定義は
かわりますが、あまり手がかからないということです。仮に何かの
本を書いて当たったとして、印税が莫大に入ったとした時にその時点
だけをみれば楽に儲かった事になるでしょう。しかしながら、その本に
いきつくために何度もボツになった作品もあるでしょうし、その間の無収入
のリスクもあるのではないでしょうか。最初に書いたものが1発で本になり
ベストセラーになったとしたら、それは単に非常に運が良かった事でしょう。
これは、宝くじに近いようなものでしょう。
それだけ、何でも楽に稼げるというのは原則ないのです。これはタレントや
歌手にしても、プロの選手でもそれなりに練習や苦悩の日々も多いはずです。
ラーメン屋さんにしてもいきなり、繁盛店になる事は少ないのです。皆、どこ
かでコツコツ努力が実を結んでという事がほとんどです。かといって、努力が
すべて実を結ぶわけでもないです。むしろ結ばない方が多いです。
私の好きな言葉ですが、「努力をしても成功するわけではない。でも成功した
人は皆努力をしている」という名言です。
そして、事業をはじめるのは誰しも必ず成功するかなどはわからない訳です。
そこには、資金というリスクをとったり、売れてお金になるまでの時間という
リスクをとったりしているのです。ユーチューバーでも、資金的なリスクは
少なくとも、売れるまでの時間や沢山の動画をあげ続けている人も多くいるはずです。
競馬にしても、そんなに簡単に儲かるほど甘くはないのは皆さんご存知の通りでは
ないでしょうか。このように、色んなものは基本少なからず、リスクは伴うのです。
先程の、公式ではありませんが後はそのバランスを考えやっていくものです。
楽して儲かるという部分だけを考え、手を出したものは大半損に終わる事が多い
はずです。常にこの原理原則を頭にいれながら、話を聞くと騙されることはなく
なるにではないでしょうか。少なくとも私はこのような話を沢山聞いた事もあり
ますが、一度も騙されたことはないです。魅力的にも感じないので一度も手を
出した事もありません。是非、皆さん参考にしていただきたいと思います。
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