こんにちは、escapeです。
最近、家の近所のTSUTAYAが閉店してしまいました・。
恐らく20年以上は営業されていたのではないかと思いますが、
気になりTSUTAYAの店舗数を調べてみました。
するとここ数年で激減していたことがわかりました・・。
TSUTAYAはカルチュアコンビニエンスクラブという会社が運営しています。
その歴史は、1983年に1号店を大阪の枚方に出店しました。そこから約40年
近くになるわけです。2013年には1500店舗近くありましたが、ここ数年は年に
50~100近く閉鎖しており現在は1000店舗をきっている状況です。
TSTAYAの経営形態はフランチャイズであり、それぞれ加盟されている企業の
経営状態もあるのでしょうが、基本的には昨今の時代の流れのニーズに取り残された
事が大きな要因ではないでしょうか。私が学生の頃は、CDのレンタル屋というのは
流行っていた業態でした。こちらは、いちはやくピークが1989年と早く今は3分1程度
になってしまったようです。勿論、MDやダウンロードなどまた、とりあえず聴くという
のであれば、youtubeでも聴けてしまえる事を考えれば当然の流れになってきます。
TSTAYAさんでもCDはじめDVDもVOD(ビデオオンデマンド)という事で、動画を始め
とした媒体に移行をしていってしまった事が衰退原因にもあります。
U-NEXTやNETFLIXの台頭で、いわゆるサブスクモデルという月間の定額制に
流れていきました。1枚1枚レンタル料がかかるのであれば、ある程度定額制の方が
優位性があるのと、返却などの余計な手間もいらなくなるので流行るのもわかります。
また、独自のコンテンツでの映画配信などもあったりすれば、尚更の事でしょう。
私も、加入はしていないのですが正月にNETFLIX作品の「浅草キッド」を観てしまい
ました。これは、百貨店はじめ店舗型ビジネスがネットに取って替わられていく流れは
避けられないでしょう。日本法人はまだありますが、数年前おもちゃのトイザらスなんかも
アメリカの方では破綻したというのは、この流れを受けた事ではないでしょうか。
とはいえ、全てがネットに代わるかと言えば恐らく家具や
一定の家電製品や服など実物を見ないと納得がいかない商材もまだまだあるでしょう。
勿論、リアル店舗で確認してネットで注文する人もいるようではありますが・・。
TSUTAYAさんを開業するには、規模にもよるのでしょうが以前7,8千万かかると
聞いた事があります。それなりの事業投資金額となるでしょうが、回収額の方は
どうなのか、気になるところではあります。
いずれにしても、本も含め非常に取り巻く環境は厳しくなっている事でしょうが、
頑張っては欲しいところではあります。私もDVDをレンタルするのは年に数回程
の事ではあるので、定額制に入るほどは観ないのでそのような方にとっては、
店舗型の方がメリットはあったかもしれません。とはいえ、こんなライトユーザー
相手では商売も成り立たないのはわかります。
つくづく商売というのは難しくもあり、時代の流れが逆方向に向いた時には
なかなか孤軍奮闘で解決できるものでもなかったりします。
そして、時代の流れが早く今では10年ビジネスとして継続できれば良い方に
思えてしまいます。銭湯はじめ本屋さんなど、昔馴染みのあったものが無くなって
いくのはどこか寂しい想いが残ります・・。
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