こんにちは、escapeです。
連日飲み会もあり、昨日は更新するのが難しかったです。
一昨日は特に、深呑みをしてまったのもありました。
残念であるのは、昨日はアントニオ猪木のお別れ会が開催
されたそうでしたが、行けない事が残念でもありましたが・・。
さて、ご存知のように2月で福永騎手は引退をされ今後調教師に
なっていきます。福永騎手の騎手の成績をあらためて振り返ってみます。
騎手生活は27年と長きにわたって騎乗をしていました。
勝利数は歴代4位の2613勝をあげ、国内G1レースも30勝以上あげ
ダービーも2勝をあげています。成績的には非常に立派な成績では
ないでしょうか。あたらめてみると、古馬のレースよりは比較的に
3歳までのレースでG1を良く勝っていたりもします。
有馬記念を勝っていないなど、少々古馬の巡り合わせは良くなかった
のでしょうか。
スポーツ選手の引退というのは、まだ活躍できそうな頃に引退をする選手と
成績が段々落ちてきて引退と2つにわかれると思います。
福永騎手の場合は、前者でありまだまだやれるレべルでの引退ではない
でしょうか。とはいえ、競馬は他のスポーツとの違いに次の道筋が決まり
引退する事が圧倒的に多いのです。すなわち、調教師です。例えば、野球など
でこの後監督になるのでという引退の仕方はまずありません。
その辺は、福永騎手も3月から調教師に転身という事で頑張って欲しいところ
です。私の個人的な福永騎手の印象は、すごく上手い騎手というイメージは
あまりなく、どことなく「そつなく」「無難に」というイメージです。
馬券的には、買いやすい騎手でもあるかもしれません。通常はやはり追い込み
馬にのせたらや逃げ馬ならとかダートならとか短距離ならという特色がでてくる
ものですが、あまりそのような印象がありません。ある意味、特徴がないのが
特徴なのかもしれません。馬との巡り合わせも、後年コントレイルという無敗の
三冠馬はいましたが、それまでは福永騎手と言えばこの馬という印象もまた
少なかったように思います。
私はリアルタイムでは観ておりませんでしたが、福永騎手の父親は
天才ジョッキーと言われた騎手でした。落馬事故から現在も車イス生活という
大変な事故に見舞われたわけですが、その子供というプレッシャーは大きかった
ようです。本人も引退会見でそのような話もされていました。
福永騎手の最初のダービー制覇はワグネリアンでの制覇でした。
19度目の挑戦での制覇でもあり、ダービーというレースの存在価値を再認識
するようなものでもあります。そして、天才ジョッキーと言われた父親も
勝てなかったダービーを制覇したというのは、感無量ではなかったのではない
でしょうか。そして、引退会見での「親不孝」であるいう言葉も印象的でした。
当然、騎手の子供として産まれた部分で騎手を目指したという運命でもあり
ます。しかし、当然親としては父親の事故もある中で、本来は目指して欲しくない
職業でもあったのではないでしょうか。それを踏まえて「親不孝」という言葉が
でたのだと思います。そんな福永騎手も大きな落馬事故も経験しています。
幸い引退などまでにいくまでの事故ではなく、良かったと思います。
そんな中、最後まで騎手生活を続け終えた瞬間が、親も本人も安心できた一時
ではなかったのではないでしょうか。
そして、このレベルの騎手をもってしても武豊騎手はレジェンドの存在のようです。
競馬界においては、もう誰も追随できないレベルになっている「神」のような
存在ではないでしょうか。冒頭のアントニオ猪木氏ではないですが、プロレスと言えば
猪木と言われるくらい代名詞的な存在というのは、他のスポーツでもあまりいません。
競馬と言えば、武豊という存在を競馬をしない人まで浸透するというのは非常に
難しい訳ではあります。その価値というのは、成績などでは測れないものでは
ないでしょうか。また、福永騎手は色々なファンに対するイベントやマスメディア
などにも露出しており、人間的には素晴らしいものをもっているところが見えます。
恐らく、調教師になった時にこの「人望」という部分は非常に重要になると思い
ますので、どこか調教師でもう一花咲かせそうな感じではあります。
以前ブログにも書きましたが、春はこのような別れの季節でもあり、また先週から新人騎手
がデビューしたりなど新たな出会いもある季節です。
未来の福永騎手や武騎手を越えるような存在がでてくる事を期待したいと思います。
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