こんにちは、escapeです。
今週はエリザベス女王杯があります。エリザベス女王杯は昔から
荒れるイメージがあります。本日は、少し思い出に残ったレースを振り返ります。
サンドピアリス
オールドファンでエリザベス女王杯と言えばサンドピアリスを
思い出す人も多いでしょう。調度、私が競馬を始めた頃このレースが
ありました。当時のエリザベスは、3歳牝馬3冠の最後のレースに位置づけ
られ、後の秋華賞のポジションではあります。第14回のエリザベス女王杯です。
断然の1番人気はシャダイカグラでした。桜花賞馬でもありオークス2着の馬です。
しかしながら、故障を発生し完走したものの最下位でした。京都の下り坂という
のはどうしてもスピードも出る分故障なども多くでたりもします。
そんな前潰れのレース展開の中、後方にいたサンドピアリスという馬が伸びてきての
1着です。この馬は、20頭立ての20番人気の馬であり単勝配当も4万円以上つけました。
この馬の戦績は1勝クラスを勝っただけの馬でもあり、直前も2勝クラでも負けており
トライアルレースなども一切走っていませんでした。そして、1勝もダートで勝っただけ
であり、直前の2勝クラスも全てダート戦で5着以下の着順ばかりです。
今もこの成績をみても全く買える要素がありません。一応、その後のレースでは勝て
ませんでしたが、京都大賞典3着や京都記念の2着があり、完全なフロックではなかった
のと、京都が合っていたのではないかと思います。
そして、2着も10番人気のヤマフリアルと3着は14番人気のシンビクトリーという決着
でした。当時は枠連しかなく80倍ほどの配当でしたが、これを現在の3連単になおした
場合にいくらの配当になるかを計算した方がいました。約7000万になる試算でした。
現在、3連単の最高配当は2983万円ですから、間違いなくトップの配当になっていたかも
しれません。いずれにしても、インパクトのあるレースでした。
クイーンスプマンテ
こちらも、大波乱の34回のエリザベスです。圧倒的な1番人気はブエナビスタでした。
単勝も1.6倍でした。ブエナビスタは基本後方からの追い込みの馬です。
当然、人気馬の多くはブエナビスタをマークしたレースになります。
そんな中、クイースプマンテとテイエムプリキュアの2頭が逃げていきます。
4コーナーでは、20馬身程差をつけての2頭の先頭です。場内もどよめきます。
昨年の秋の天皇賞のパンサラッサの逃げのような形です。
往々にして、人気馬が崩れる時はこういう前残りの競馬でもあり、私もよく
このパターンをイメージして逃げ馬を買う事は多くあります。
ブエナビスタが猛追はしてきましたが、時はすでに遅しで2頭の行った行ったの
競馬になりました。11番人気と12番人気の決着です。ブエナビスタは3着と敗れて
しまいました。後年、安藤騎手も仕掛けのタイミングをミスったような話をして
いました。馬連配当は10万を超え3連単は150万馬券となりました。
恐らく、私もこのレースを年に1度は観てしまうのですが、馬場アナウンサー
の実況が何とも言えません。「これが競馬だ、これが競馬の恐ろしさ、
逃げた2頭をなめたわけではありません」という名フレーズです。
是非、観ていない方はyoutubeで観て欲しいもの
です。いずれも、波乱のエリザベス女王杯ではありますが、今年も波乱に終わるかどう
か興味深いところです。
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