人生における「攻め」と「守り」とは

天邪鬼な考察
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こんにちは、escapeです。

先週、ソフトバンクの決算がありました。youtubeなどにも

孫代表の決算会見などがでていますのでご覧になられた方もいるとは

思いますが、感想も含め簡単に述べたいと思います。

今回は、過去最高の赤字という事で1.7兆円の赤字ではありました。

それもあったのか、非常に冒頭から暗い雰囲気で話す孫代表ではありました。

ソフトバンクという会社は、世間的には携帯電話での事業で有名ではあり

ますが、実質企業としては今はほとんど投資会社になっています。

ベンチャーを中心とした会社への投資を海外も含め中心に行なっています。

勿論、携帯電話事業だけでも大きな売上げにはなりますが、決算での説明

ではほとんど投資会社の業績の話になっています。昨年は、逆に5兆円近くの

黒字となり、日本の企業でも過去最高益であったり世界3位の利益額という

話もありました。その前の年は1兆円の赤字という事でその年も創業以来

最高の赤字で今回はそれを上回った形です。

いずれにしにても、投資状況によって上下の利益幅が大きくかなり投資環境に

よるところでの業績のように思います。

基本的に孫代表というのは、強気の経営戦略が多いのですが、今回はこの赤字を

受け今期は「守り」でいきますという会見内容でした。新規の投資は控え、今

ある状況で利益をとりにいく話で、孫代表としては珍しい会見ではないかと思います。

しかしながら、私は全てにおいて「攻め」と「守り」「プラス」「マイナス」

「押す」「引く」というように、2面戦略というのは非常に重要に思います。

これは、スポーツでもボクシングなどいわゆる「攻撃は最大の防御」という教えも

あれば、「防御なくして攻撃なし」という部分もあります。大切なのはこのバランス

ではないでしょうか。ずっと防御では勝てるわけなく、かといって攻撃だけではバテ

てしまいます。将棋なども防戦一方から、ある一手から局面が変わり攻めに転ずる事は

よくあります。会社経営で言えば、「攻め」というのは新規開拓や新規事業展開が中心

になりますし、「守り」既存顧客の囲い込みやリストラも含めた経営ではないでしょうか。

守りのタイミングで攻めにいけば撃沈してしまいますし、攻めのタイミングで守りに

入ればチャンスを逃す事にもなるのでしょう。人生においてもこの2面は随所にでてきます。

攻めで言えば、独立や転職、起業などがそうでしょう。しかしながら、人生の場合は

外部環境に影響する事も多々あります。結婚や子供などが産まれれば、守りの形に入り

やすくもなったり、年齢的にも段々守りに入ってくることも多くあります。

私もどちらかと言えば、20代、30代は攻めの人生が送れたように思い

ますが、ここ10年ほどは防戦一方のような気もします。再度、ここ数年で攻めの人生

に切り替えたいところではあるのですが、、。従って、今回の孫代表の「守り」発言

も必ずしも悪い事ではないと思います。

また、印象深い話としてIT業界はここ何十年で2400倍になったという話がありました。

しかし、ITバブルがはじけたりなどあり、1が30倍になりそれが10倍に下落しました。

そこから100倍になり、リーマンショックなどで50倍に下落しました。

それから2400倍まで成長をしているという話がありました。

そして、今1800倍まで下落していると。これは、株価的な話をしていますが、

要は下落の時に勇気をもって買った人が恩恵に授かるということも言っていました。

「目先の変化にとらわれず、長期的な進化を信じる」という話をしており、非常に

孫代表は話がうまく説得力がある部分があります。

しかしながら、個人的にはIT自体はAIも含め進化をしていくとは思いますが、

だからといって株価が上がるという訳ではないと私は考えています。

株価は非常に需給によって価格が決まります。リーマンショックでも現在より

利益の出ている会社が、株価がその影響で落ちるというのはよくある事です。

業績が良いから株価が上がるというものでないと思います。恐らく、株はアメリカ

含めバブル状態になっているので、一旦近々どこかではじけるのではないでしょうか。

少なくとも、FRBは金融引き締めに入っている以上そのような流れがでてきます。

そんな事は、私に言われなくとも孫代表も気づかれている事ではあるのでしょうが。

いずれにしても、ソフトバンクという大企業でさえ不透明な時代に入り、「守り」

という戦略をとるという事は、意識しておかなければいけない事ではないでしょうか。

このような企業の決算発表も、株を持っていなくても勉強になる事も多くあると思い

ますので、是非皆さんも視聴してみると良いと思います。

因みに、競馬も毎週馬券戦略的に「攻め」と「守り」があります。

的中しないとどうしても守りに入りがちになります。かたいところの複勝などを買って

かえって墓穴を掘ることも多くあります。逆に波に乗っていると、予定した展開などに

なり的中していく事もあります。そのような事も含め、競馬というのは「人生の色々な

部分」を教えてくれると私は常々感じています。

今週も「攻め」と「守り」をよく学習していきたいと思います。

 

 

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