こんにちはescapeです。
昨年、「親ガチャ」なる言葉が流行りました。ご存知の方もいるかと思い
ますが、どの環境の親の下に生まれるかはわからないので、いわゆるカプセル
のガチャガチャの景品になぞらえたのか、ソーシャルゲームのガチャになぞられたのか
いずれにしても、運次第というような話ではあります。
親の立場からすると、子供にそのような話をされたらショックではあるのと同時に
今、格差社会と言われるように生まれる環境によって貧富の差が広がっている事にも
起因しています。
かなり、暴力や虐待などの環境は、自治体などをはじめ周囲の人が救ってあげないと
いけないと思いますが・・。
少々、親が離婚して片親であったり、貧乏でという事は私の時代からあった事でも
あり、確かにハンデにはなりますが家庭環境ばかりの責任にしていても仕方がないと
は思います。親だけでなく、生まれてくる時代なんかも就職氷河期やバブル、戦後など
によっても大きく変わりますし、生まれてくる国も日本以外の国に生まれた場合など
運命的に変えられない部分というのは必ず存在はしてしまいます。
そもそもが、全て公平、平等という事はないのでその上でどうするのか。
それをもって、その環境自体の責任にしても状況は好転しないはずです。
いま、中学生の不登校児で「ゆたぽん」というユーチューバーがいます。
小学生の頃から不登校のようで、最近も日本1周をするというのでクラウド
ファンディングで資金を集め、活動している子がいます。これだけを見ると
大したものだと思われる部分もありますが、親がこれを容認している事で
批判も一部出ているようではあります。勿論、これが良かった育て方なのか
どうなのかというのは、大人になってみないわからない部分はありますが、
少なくとも学校は勉強だけをしに行く場でもないので、どうなのでしょうか。
確かに他の中学生が味わえない経験もするでしょうし、その分通常の中学生が
味わう部分で欠落をするところもあるでしょう。今は、小学、中学で不登校と
いう事でユーチューブで注目も浴びるでしょうが、今後年を重ねる毎にこの子
のユーチューバーとしての商品価値は当然下がるでしょうから、その時に真価
が問われるのではないでしょうか。よく、子役が大成しないというのも、どこか
子役だから許されたり、そのイメージがずっとついてしまったりなどという事も
あり、非常にその後苦労をされている方が多いと聞きます。昭和で有名なのは
ケンちゃんシリーズの宮脇 康之氏ではないでしょうか。今は事業で成功されて
いるようですが・・。
子供が成長していく過程で、親の影響というのは大きくあるのも事実であろうし、
余程何かの才能を持っている子供でもない限り、ある意味ブレーキをかけていくの
も親の責任ではあるとは思います。
これは、少々昔で言えばボクシングの亀田親子などもそうかもしれません。結果、
チャンピオンになったから一定の評価はあるものの当時は色々な批判も受けたのでは
ないでしょうか。いま、スポーツで活躍している選手などは親のかかわりは当然あった
人が多いとは思いますが、果たしてその裏に夢破れていた人がどれくらいいたのかは
想像に値するところだとは思います。
従って、親ガチャというのは必ずしも裕福がどうかだけでなく親の考え方なども含まれて
いるようにも思います。
とはいえ、私自身は与えられた環境や条件で生きていくしかないわけですから、
いつまでも過去を振り返ってあの時の環境や親の育て方など他責にしていても
前に進まないのではないかと思います。
私の親としての持論は、最終大半親の方が早く死ぬわけですから、子供には
自立して困らない力を養ってもらえればそれで良いと感じています。
特に何も才能が見いだせないのであれば、資格1つ、学歴１つあるだけでも
万能とは言いませんが、最悪な事態は回避できる可能性は高まると思います。
子供の将来という事で、壮大な夢を描く親もいる事でしょうが、大半は凡人
クラスで終わるわけですので、凡人なりにやっていける力が最低限あればと
思います。それより、上を目指せればそれに越したことはないですし、逆に
それ以下にしないことも親の役目としてはあるのではないかと思います。
意外と普通の事がわかっていない事は子供には多くあります。私も家が自営
だったので、サラリーマンという職がどういうものかというのは正直自分で
会社に入ってようやくわかったようなものです。そのような、一見簡単な事
さえ、見えていない事は多いのではないでしょうか。
「過去と他人は変えられないが、自分と未来は変えられる」というのは有名な
格言ですが、親ガチャどうのではなく、与えられた環境で未来どうすのかだけを
考え前に進むべきだと個人的には思います。
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