こんにちは、escapeeです。
先月、今年の出生数予測がでていました。
現状では、昨年の77万人が過去最低ですが、今年も半期ベースで
みると更に3%ほど下回りそうではあります。
75万人程でしょうか。非常に少子化が加速しており、今なお下げ止まった
感はありません。今年の婚姻件数も過去最低という流れのようなので、
当然、婚姻数は先行指標になるので当面回復の兆しがないように思います。
この数字は、20年程前倒しの数字のようなので、かなりの少子高齢化になる
のではないでしょうか。人口対策というのは、完全な政府側の政策ミスが原因
ではないでしょうか。現在も、岸田総理は異次元の少子化対策などとは言って
いますが、基本的には子育て支援であり、結婚する人が増加しない限り基本的には
子供の数は増えていかないでしょう。
あとは、移民政策ではないですが余程の外国人を受け入れない限りは抜本的な
解決には向かわない様に思います。
若者が減れば、当然人手不足や社会保障費の増加の問題があります。
現在でも、高額な負担になりつつある中で今後、負担がさらに増えれば
どうでしょうか。
やはり、1番の問題は、就職氷河期世代と言われる40代中心のゾーンの
救済を行わなかった事が、現在の少子化の一番の原因ではないでしょうか。
非正規社員に流れた人も多く、その後収入が不安定という事での結婚の敬遠。
仮に結婚をしても、共働きもあり子供はつくらないというような1つの流れ
ができてしまいました。その流れの中で、若者も結婚願望が少なく余計に
婚姻数も減少という負のスパイラルになってしまった感じです。
とはいえ、私もバツイチなので偉そうには言えませんが、当時は決して
収入が高かった訳でもありませんでした。それでも、2人の子供はいたの
ですが、今では親ガチャと言われてしまうのかもしれません・・。
最近は、どこか安全志向なのか全てが見えないと結婚しないという流れに
なっているような気もします。若者のギャンブル離れというのも「安全志向」
からきているようにも思います。
今の若者に話を聞くと、「老後は」なんて話がでてきてしまう事もあります。
正直、私は20代もっと言えば30代でも老後の事など全く考えていない感じでも
ありました。少なくとも、20代の時に周囲に老後の話をしている人などいなかった
ようにも思います。それだけ、日本社会の問題にはなっている事なのでしょう。
とはいえ、私自身の仕事も少子化が影響する業界にはいるので、仕事も含め他人事
ではないのも事実です。
とはいえ、日本の出生率は1.26ではあります。韓国では更に少子化が進んでおり
0.76であり今年も更に加速しているようです。基本的に現在の人口を維持するには
2人で結婚するわけですから2人子供がいて現状維持という事になります。
韓国では1を割るというのはOECD加盟国でも韓国だけのようです。
これは、韓国の就職事情も影響しています。日本では大卒の就職率は90%
を越えています。しかしながら、韓国では50~60%台の様です。
これには、財閥企業と公務員が主流という事もあり、かなり間口が
小さいのも原因でもあります。そして、韓国では今個人事業主が非常に
増えている現状もあります。恐らく、就職が厳しくそちらの道の選択に
なってしまうのではないでしょうか。どこか、これに近い事が日本でも
そのうち起きてきそうに思います。結婚したら、公務員に就職ができるというような
制度の方が少子化対策になりそうですが、どうでしょうか・・。
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