こんにちは、escapeです。
今週は、皐月賞がありますので皐月賞の思い出を書こうと
思います。正直、皐月賞というのはあまり思い入れが少ない
部分もありどちらかというとダービーに向けたトライアル的
なイメージがあります。近年、3冠馬や2冠馬は結構出ている
のでどちらかというと、ダービーとセットでみてしまうところも
あります。
そんな中、1997年の皐月賞馬にサニーブライアンという2冠馬がいました。
過去2冠馬や3冠馬というのは、この皐月賞でも断然の人気になること
は多いのですが、この馬に関しては11番人気でありました。
ダービーでも6番人気でしたので、どちらかというと穴馬なのに
2冠馬というのは珍しい馬ではあります。
そして、この馬が人気のなかった原因として脚質がありました。
逃げ馬という事もあり、皐月賞やダービーで逃げ切るというのは
相当、力がないと難しい芸当でもあるのでその辺が人気を落とした
点でもあるのではないでしょうか。
当時、私はスポーツ新聞のサンケイスポーツさんをよく読んでいました。
サンケイスポーツで穴党に人気の予想家と言えば、佐藤洋一郎氏と水戸正晴氏
ではないでしょうか。確か、佐藤洋一郎氏が皐月賞、ダービーでサニーブライアン
を本命にしていたのを覚えています。
また、騎手もすでに引退はされ最近は予想関係の仕事にされているようですが、
大西直宏騎手でした。大西騎手というとどちらかと言えばカルストライトオの
印象が強く短距離がうまいというイメージではあるのですが。
最初にとった重賞でもありG1がサニーブライアンでありました。
また、それより前にまだダービーが24頭立ての時に22番人気の
サニースワローという馬で2着に来た事はありました。こちらは
サニーブライアンの兄でもあります。兄弟そろって穴馬での
活躍です。
そして、皐月賞を勝ちダービーに駒をすすめた時にこの際にも
6番人気でしたが、「もはやフロックでもなんでもない二冠達成」という
三宅アナの実況が印象に残っています。また大西騎手のレース後のインタビュー
の「1番人気はいらないから1着だけが欲しい」と思っていましたというのも
印象深いです。
大西騎手も後日、サンスポの佐藤氏がコラムで「皐月賞を逃げ切った馬が弱い
はずがなく、ダービーでも」という内容が、本人の自信に繋がったという話もありました。
また、ダービーを制した際にこの馬主さんは1頭しか現役競走馬を保有していなく、
その1頭がダービーを勝つという奇跡のような事ににもなっています。
よく、皐月賞は速い馬が勝ち、ダービーは運が強い馬が勝つと言われるように
馬主さん自体に運があったところもあります。
そして、サニーブライアンの同世代にはあの稀代の逃げ馬のサイレンススズカ
がいるのです。ただ、サイレンススズカもダービーにでている頃はまだ
先行脚質で逃げ馬ではありませんでした。
サニーブライアンはダービー後、骨折から屈腱炎の発症もあり結果ダービーを
最後に引退してしまいます。
そして、秋からの神戸新聞杯で逃げ馬のいなくなった同世代のサイレンススズカが
逃げに転じてその後の活躍となっていきます。
同世代でダービー2着のシルクジャスティスもその年の有馬記念を制しており
この世代の馬は、非常に強かったところもありその中での2冠馬でしたので
早期の引退が惜しまれるところでした。思い出の1頭です。
今年は、やや混戦ムードでもありますがどのようなドラマが展開していくのか
楽しみでもあります。
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