こんにちは、escapeです。
私のブログの中で、プロレスの話が度々でてきていたと思いますので
どのようなところに魅力があるのかというのを話していきたいと思います。
そして、プロレスの動きを追っていると会社の組織論などと通ずる部分も
ありますので、そのような視点でみていくと面白さもあります。
とはいえ、私も今もプロレスを観ているかといえば10年以上ほとんど観て
いないのも現状です。どちらかといえば、「昭和のプロレス」を中心では
あります。私の子供の頃、プロレスは絶大な人気がありました。特に
ゴールデンタイムに放送されていた際は、金曜日の20時枠というところで
「太陽にほえろ」や「金八先生」など人気番組がある中、プロレスもそれなり
の視聴率をとっていました。プロレスを観ない方は、恐らくあれは「八百長では
ないですか」と「インチキくさいスポーツだね」というイメージが多くあると
思います。プロレスの魅力とは、ずばり「そこにあるのです」。しばし、そういう議論に
なる事もありますが、個人的には「怪しげでインチキ臭い」ものというのはそれだけで
魅力を発っするものというのは、多々あります。逆にプロレスファンから怒られそうな
ところもありますが、だから「良さ」があるというやや複雑なものです。
基本、プロレスは「エンターテーメントスポーツ」です。「見せる」という部分が実は
重要でもあります。まずは、「スポーツ」かどうかについては、体をあれだけ動かしている
のでこの点はスポーツに違いはないですが、通常のスポーツはある程度「厳密なルール」に
よって成立しているところがあります。では、プロレスはこの点においては「曖昧さ」が
非常に混在しています。そもそも「5秒以内は反則OK」などという、反則自体も容認され
るようなルール体系になっています。もっといえば、場外乱闘もあったり、イスや机やその他の
武器のようなものも容認されていたりもします。これでは、ルールはあってないようにも思い
ますよね。そして「八百長かどうか」という部分においては、勝敗が決まっているかどうか
になると思います。まだ、私が小さい頃というのはその辺もあまり暴露をされていなかった部分
もありますが、大抵の試合は「ブック」と呼ばれる「勝敗」がすでに決まっています。
勝敗が決まっているから「つまらない」という事ではないのです。
例えば、「仮面ライダー」や「ウルトラマン」という昔のヒーローものでいえば、ほぼ観る前から
勝つのは分かって皆さん観ていると思います。
後は、どのような敵でどのような技で勝ったりするのか
を期待して観ているのではないでしょうか。まさにプロレスは、これに近い部分が有ります。
すなわち、あまり「勝敗」がどうのという部分だけではなく、どのような確執や遺恨があったりして
そのような対戦が作り上げられ、最後どうなのかという物語性が重要になります。
従って「エンターテーメント スポーツ」というのはこういう事からなります。
仮にではありますが、もし真剣勝負を繰り広げてしまいその試合がパンチ1発10秒で終了
したとすれば、そこに面白さがあるのかという事にもなります。
昔で言えば、タイガーマスクという素晴らしい動きをするマスクマンが、関節技ですぐ試合
を終えてしまったらどうでしょう。きっと、面白さもなくなるなるし、技もでなくてつまら
くなりますよね。いうなれば、ウルトラマンが最初の5分で相手を倒すのに近いものがあるでしょう
。この辺を考えると、対極に「アマレス」などがあります。皆さんもオリンピックなどでは
観たりもあるでしょう。勿論、プロレスとはルールも違いますが、厳正なルールなどはひかれて
ポイントなども含め勝敗がはっきりしています。では、このアマレスはオリンピック以外の場で
観る事はあるでしょうか。恐らく、全日本選手権などもテレビで放送をされたりはないはずです。
必ずしもスポーツ化されルールも厳密なものが、観る側にとって面白いという訳でもないはずです。
またプロレスは「受け手の美学」というものがあります。相手の技を受けることであります。
これは、やはりしっかり鍛えていないと普通はケガをするはずです。受け身も含めしっかりできない
といけない。しばし、そのような事故も起こり亡くなった選手もいるのも事実です。
相手の技をしっかり受け止めるというのは、それはそれで力量がいる事でもあるのです。
従って、レスラーも練習もしっかりされあのような体も出来上がっていることでしょう。
特に皆さん首が太くしっかりされているのは、その辺のケガ防止でもあったりするのでは
ないでしょうか。
この辺を理解しながら、プロレスを観てみると違う側面がみえてくるのではないでしょうか。
少々、他のスポーツにはない魅力がつまっていたりします。
今は、プロレス団体もインディーズを含めると非常に多くなっているのと、常にその辺の
流れを追っていかないと意味がわからなくなる部分で私も段々観なくなってしまいました。
どちらかといえば、そのような早い流れについていけなかったのかもしれません。
いずれにしても、この辺にプロレスの魅力が多く詰まっていたりします。
次回は、選手も含めた話をしていきたいと思います。
~つづく~
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