こんにちはescapeです。
日曜の14:00頃に「ノンフィクション」という1時間番組があります。
私は、この番組が好きでよく観ます。勿論、テーマとかにもよりますが
多分15年以上観ているのではないかと思います。番組自体も、結構長期に
渡り人や会社をフォーカスして追いかけるドキュメンタリーです。
競馬の条件戦などと微妙にかぶったりするのが、たまに傷ですが・・。
本日は「婚活」がテーマでした。恐らく、この業界では多分カリスマ的な
人なのでしょう。本なども出版されてたりするオバサン社長がでてきて、
紹介する側とされる側をフォーカスしての回でしたが、今、ビジネス的には
恐らく婚活市場は「活気ある業界」ではないでしょうか。色々な会社もあり、
女性での起業などは、資金も当初はあまりかからないでしょうからこういう
のも良いのではないでしょうか。私は、バツイチなので人の婚活どうのに口を
はさめるレベルではないですが・・。これを少々、ビジネス的な視点で考察
していきますと、マーケティングの基本でもあり商売の基本に「3C分析」と
いうのがあります。3つのCとは①「customer (市場・顧客)」
②「competitor (競合)」③「company (自社)」となり、全ての商売をする上で
これが頭にないとうまくいきません。まず、①の市場や顧客は当然売る場合
においてどのターゲットに売るのか、又、
そのターゲットの市場規模はどのくらいあるの
か。これは、マクロ的な部分で日本全体で捉える部分もあれば、
ミクロ的にその地域においてどうなのかという事も含みます。
②として自分の商売上の競合はどこなのかです。価格や商品、シェア、企業規模
などライバルと召されるところの情報です。余程、独占的な商売でない以上
類似業種や競合店などは存在するのではないでしょうか。そして③は自社の
サービス、商品、価格や人材、資本などです。自社の環境の把握です。
最終的にはそのリソースで競合に勝っていけるのかというのがまずは、商売の
戦略の基本になるでしょう。そういう事を考えれば、何となく独立や何となく
好きな事を商売にというのが、一旦立ち止まり考えられるのでないでしょうか。
話は戻り、先程の婚活の会社にこれを当てはめてみるとどうでしょうか。
まず①の市場などは、このコロナ禍でやはり収入がより不安定になり婚活
市場はそれなりにあるように思いました。テレビでの会社は、やはり結婚を
しかるべき期間で成約までするところをゴールにしているようでしたので、
若者中心や割と恋人を探すような感じとは一線を画すように見えました。
それなりに、入会金や成婚料やカウンセリング料などを考えるとサラッと
紹介していましたが1年ほど通えば80万前後かかりそうな感じでした。
私は、あまり物やサービスを安く売る事は賛同しない派であります。
ネットなどではもっと安いものはあるでしょうが、やはり人生の節目や
覚悟を決めるという点では料金は適正なような気もしますし、それに見合った
人が会員になるような気もします。②の競合もどのくらいあるのかは、私は
知り得ませんが、少なくともテレビででているようなスタッフも抱えある程度
の立地で事務所も構えていたのでそこまでのレベルの競合は少ないようにも
思います。③の自社においては、先に述べたような設備や人在、そしてこの
社長自体もブランド化されているようなので、観た感じでは繁盛もしている
ようなのでかなり成功されているのではないかと思います。そして、この社長自体
のカウンセリングも、合っている間違っているは置いておいても非常に
歯切れの良い迷っている人に対してズバッと歯に衣着せぬ言い方でした。
少々、先日亡くなった占い師の細木数子さん的な印象も受けました。
その辺は、恐らく営業的にも正解なのでしょう。少々、相談にくる会員
さんを見る限り、いかにも優柔不断そうで迷いのある方ばかりにも映り
ましたので、余計に効果的ではないでしょうか。印象的なのは「恋愛と
結婚は別」なんて言った後に「顔はみたらダメよ、ついてればいいのだから」
なんて結構ユーモアも交えて話しているところにセンスを感じました。
そして、割とカウンセリング中にこの社長の哲学を教え込んでいるような
そんな一面もあり勉強になりました。ややもすると、相手の希望条件だけを
聞きながらソフトに対応する人もいるでしょうが、やや厳しい事もお金を
とりながら言えるというのは大したものだと思います。
この社長も離婚も経験され、苦労されながら起業されていたようでしたので
やはり勝ち残るべくして勝ち残っている感じを私は受けました。
また、相談者の女性が1人フォーカスされていましたが、この女性も育ちは
よく真面目な感じですが、結婚や就職などに縁がなくあまり今、条件の良い
ところで働いていないという状況でした。実は、男性も含めこのタイプが
非常に日本には多いのではないかと思います。やや泣きながら「学校で
習った事と社会が全然違うから」と嘆いていました。正直、そんな事を
この年で気づくのかと思ったりもしましたが・。そして、この女性は
凄く勉強熱心で、社長の本に付箋をはりまくりノートにも色々な言葉を
まとめてあったりと正直、受験生のような感じではありました。それを
見た時に全て勉強から入る人なんだと思いましたね。ビジネスなども
やたらに勉強して入ってくる人も世の中にいます。正直、あまり成功
している例を見たことがありません。重要なのは「勉強」より「経験」
から学んでいかなければいけない事が社会には沢山あるという事です。
そして、そこには解答がない訳です。これが、学校で学んでいく事との
違いではないでしょうか。いずれにしても、来週が結末なので良い人が
見つかる事を祈りたいと思いますが・・。
因みに、競馬も知らずのうちに3C分析している事が多いのです。まずは、
①においては、どのレースをセレクトするのか。②については、予想としては
対戦比較などもしますし、オッズという同じ買い手の動向もみます。③は
最後、自分の資本力でどの程度勝負していくのか、どう振り分け買うのか
というアウトプットの部分でしょうか。本来の使い方と違うかもしれませんが、
是非、ご自身の中で色々3C分析をしていく癖をつけていくとビジネス脳が
発達していくのではないでしょうか。
コメント