こんにちは、escapeです。
昨日は、定例の飲みでしたがいつもは火曜日なのですが
お盆の関係もあり、月曜日と今回はなりました。
毎週毎週、社長と呑んでいるのですが、会社の規模が小さいだけに
これもまた、悪くはない距離感のように思います。
社長は、私より10歳ほど上ではありますが、昨日は色々俳句や論語
などにも造詣が深く、少々驚いたようなところでもあります。
私自身は、その辺は全く無知のレベルなのですが・・。
では、本日は競馬の学びシリーズの続きです。
季節感
日本で生活をしていると、当然四季があります。皆さんは、どのような
時に季節を感じるでしょうか。勿論、気温であったり花の咲き具合であったり
あるでしょう。競馬をしていれば例外なく、レース名から「季節」が刷り込まれて
いるような状況でもあります。それも、四季という大きな括りでなく、ほぼ何月
かがイメージをされてしまうような状況です。
先程の、俳句なども用いられますが「季語」というのは文に散りばめられて
います。例えば、「桜」などの言葉がでれば春をイメージするでしょう。
競馬のレース名はどこか「季語」のように映る感じもします。
ただ、微妙にレースによっては、以前の開催された「月」が変更され
移動されているレースがあります。例えば、京都新聞杯は以前は
菊花賞のトライアルとして10月にレースがありました。菊花賞の日程
が変わり、それに併せて、京都新聞杯は5月に移設されダービーのトライアル
レースとなりました。これは、2000年頃から変更になりました。
従って、2000年以降に競馬を始めた方は違和感はないですが、私の中では
菊花賞の前哨戦のイメージが強く、20年以上経っても未だにしっくりきません。
同様に、新設されたレースなども含めどこか歴史が浅いと季節感があまり
自分の中ででてきません。ホープフルステークスなどが良い例です。
12月は有馬記念で最後というところに、その後にG1レースを商業的に設置
したのは、どこか折角の季節感を壊しているようで残念でもあります。
良い文化や慣習というのは、残して欲しいところでもありますが・・。
12か月のレース季語
私なりに1年をレースごとにみてみたいと思います。1月はやはり「金杯」でしょうか。
このレースを見ると1年が始まるイメージがあります。2月は「フェブラリーS」。勿論
英語で月が示されていますが、少々有馬から間が空き久々にG1レースだという印象があり
ます。3月は「阪神大賞典」春の天皇賞のステップレースでもあります。高松宮記念も
ありますが、どこかこのレースは距離や時期の移動などもあり、私のイメージは
阪神大賞典の方が強くあります。4月は「天皇賞」5月は「ダービー」6月は「宝塚記念」
とこの辺は、誰しも定番のレースイメージでしょうか。7月は「七夕賞」、
8月は「札幌記念」という感じです。新潟記念で夏競馬終わりのイメージも
あるのですが、9月の1週目になるので、札幌記念としました。
9月は「京王杯オータムH」で夏が終わり、中山に戻ってきたという印象が
あります。10月は「天皇賞」、11月は「ジャパンカップ」、12月「有馬記念」
というのが私的な「レース季語」のように、その月がイメージされます。
ただ、近年10月の凱旋門賞が入る事により、秋のG1レースが手薄なメンバー
になることが残念でもあります。
毎年がオリンピック
競馬を追いかけていると、毎年オリンピックを観ているような
感じがします。同じことを、誰か芸能人が言っていたりもしました。
オリンピックやワールドカップなど4年に1度だから価値があるのも
理解します。それに向けて、勢力図も変わっていったり成長があったり
する楽しみもあります。最近では、WBCの野球などもそうでしょう。
ただ、これらの大会は毎年行われていたら、勝つところはあまり変化
がないかもしれません。競馬は、やはり1年でかなり成長度合いも変わったり
調子を落としていく馬たちも多くいます。春には全くかなわなかった馬が
秋に力をだして成長してくる馬もいます。特に3歳馬はその成長が著しいです。
キタサンブラックは、ダービーでは14着でした。秋に菊花賞を勝ちその後は
皆さんご存知のような快進撃になります。当然、人ではないですから1年の
間でも多くの成長や変化があったりします。
この毎年オリンピックが開かれているような感覚が、競馬の魅力でもあります。
そんな季節感を競馬のレースによって学んだように思います。
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