こんにちは、escapeです。
ダービーが終わり、少々気が抜けている今日この頃です。
ダービー馬主となったキーファーズの松島氏と武騎手の関係が
実に素晴らしく、私も色々な記事を見るたびにあらためて感心します。
松島氏の本業は車関係をはじめ手広く事業を展開しています。
馬主自体は、2015年から始めているので馬主歴的にはまだ長い
訳ではありません。武騎手とは20年来の友人という仲で、年齢も
1周り上での関係です。そして、馬主になった目標は武騎手で、凱旋門賞
を勝つというものでした。武騎手が、引退すれば馬主も辞めるという事を
公言しており、この方は馬が好きで馬主になったというより武騎手に
ほれ込んで馬主になったという事でしょう。
馬主の損益で黒字を出すことは、基本難しく金銭的にはそれなりの
覚悟がなければできるものでもありません。
武騎手と言えば、ずっと素晴らしい成績をあげているイメージが
ありますが、実はそうでもありません。
2010年の落馬以降成績不振に陥った時期も数年ありました。
それまでの武騎手は年間200勝など飛ぶ鳥を落とす勢いでも
ありました。しかし、この落馬以降年齢的な部分もあり、
100勝も勝てなくなってきています。それでも、他の騎手から
すればそれなりに勝っている騎手ではあるのですが。
また、社台との確執なども言われたり周囲から離れていく人が
多くいたようでもあります。良い時に人が寄ってくるのは常で
あり、やはり不振でダメな時期に支えてくれる人というのは
人生において大切な存在なのではないでしょうか。松島氏は
そんな時期に馬主になっている存在なのです。近年は、また
100勝以上あげたり、昨年ずっと勝てない重賞の朝日杯もドウデュース
で達成したりもしました。
武騎手も今回、ダービーを制した後珍しく涙をぬぐっていた場面
がありました。これは、ダービーを制した事よりも松島氏の馬で
ダービーを勝った事で恩返しができたという事への涙なのではないでしょうか。
そういう意味では、お互いの損得を他人の幸せを軸にしているという事は
素晴らしい関係であり、是非秋に凱旋門への挑戦で花をひらかせて欲しい
ものです。
一方、逮捕もされニュース的には落ち着いた部分はありますが、
山口県阿武町の給付金誤入金のニュースがありました。
このニュースを見た時に、役所の方もそんなに大きな町では
ないはずなのに、一番振り込んではいけない人に間違えて
振り込んだという事が運が悪いなーという印象でした。
そして、この容疑者も全てオンラインカジノにつかったなど
ギャンブルのイメージが悪くなることを、またするなと思いました。
しかしながら、この容疑者も何故あっさり返金をしなかったのかが
疑問に思います。残高が、千円もないところにいきなり4000万以上
入金があれば間違い以外ないのに、遣ってしまえばなんとかなるという
発想もどうかと思います。結果的には、ここまで名前がでてしまい逮捕
されたという事であれば、今後まっとうな仕事につく事は難しくなる
でしょう。まだ、20代半ばという事であれば今の会社で社員という事
であれば、少なくとも年収400万ほどであっても10年も働けば4000万
ほど稼ぐことはわけなかったでしょう。結果、お金もほとんど差し押さえ
され、手元に残るものはほとんどなくなってしまった事を思えば、
全くの得はなかったはずです。ましてや、罪としてもそれほど重罪
ではなく、これほど全国放送で流されていまえば全く利がなかった
という事で、損しかなかったのではないでしょうか。
極端な例ではありますが、基本的には目先の利益だけしか見えなく
なると結果長期的には大きな損に繋がる事になると思います。
どうしても、10年後の1000万より目先の100万に飛びつく人は
多いと思います。人生においての得とは必ずしも金銭的なもの
ばかりではありませんが、目先に損を被っても最終的に得をもたら
せる事は多くあるので、長期的な視点で見ていきたいものです。
そして、必ず状況が悪い時に応援してくれる人がいるものです。
そういう人に巡り合った場合に、恩返しを忘れないように気に
止めておく必要があります。また、応援できる立場になれることも
重要ではないでしょうか。是非、私も武騎手と松島氏の関係のように
スケールの大きいものは無理ですが、できる状態を望みたいと思います。
コメント