こんにちは、escapeです。
まだ、枠順などは決まっていませんが、JCは2強ムードが
強い流れになっています。
恐らくイクイノックスの方が頭1つ抜けた人気にはなると
思いますがリバティアイランドは果たして勝負になるかを
考えたいと思います。
両雄並び立たず
皆さんもよくご存じのように、競馬における2強や3強というのは
そのままの人気で決まる事は少なく、必ずどちらかがとんでしまう
事が往々にあります。面白いデータ記事を目にしました。
いわゆる2頭の単勝が2.5倍以下の場合に2頭とも連対すなわち2頭で決まった
レースは38%という確率です。約4割ですから、これを高いと見るか低いと
みるかはありますが、私は低いと思いました。半分以上は2頭で決まっていない
という考えでもあります。ただ、これは平場のレースを含んだものであり、
G1に限ればさらに傾向が変わります。2001年~2022年までの2強対決と言われる
G1レースは15レースのようです。少し単勝の人気の幅をどのように設定しているデータ
か不明ではありましたが、いずれにしても年に1度ほどしかないような状況のようです。
そして、この中で2頭で決まったケースは、2度しかないという事でデータ的には
先程の38%を大きく下回ります。個人的には2020年のアーモンドアイの勝った
JCにおいては、2着コントレイル、3着デアリングタクトの人気通り1~3番人気で
決まったレース位しかあまり人気通りに決まった記憶は薄かったりもします。
リバティの力は・・。
イクイノックスの強さを今更あげる必要はないですが、古馬初対戦になる
リバティアイランドの力は本当に強いのかというのが疑問に残ります。
勿論、牝馬3冠を制したので弱い訳はありません。今回、リバティの一番の
メリットはやはり斤量差ではないでしょうか。4キロの差があります。
これは非常に大きく、アーモンドアイも3歳時秋華賞後にJCで勝った点で言えば
古馬との斤量差は大きなアドバンテージでしょう。今、振り返ればアーモンドアイ
もあれだけの強さに、斤量差があれば余計に強いのは理解できますが・・。
最近、イクイノックスは前走のように前で競馬もできる自在性があります。
恐らく、リバティは切れ味が真骨頂な馬ですから、イクイノックより後ろで
競馬をしていく事になるでしょう。当然、府中の舞台もオークスの勝ちをみれば
一番力が引き出せそうな舞台でもあります。時計的に2分23秒台と優秀であり、
翌週のダービーよりも速いタイムでもありました。
着差はあるにしても、物差しとしては桜花賞4着、オークス2着、秋華賞3着で
あったハーパーを考えたいと思います。
古馬牝馬との闘いでもあるエリザベス女王杯でも3着と好走をしました。
1着は3歳牝馬のブレイディヴェ―グでありました。恐らく、リバティアイランド
もエリザベスに出ていれば、勝っていたでしょう。そういう意味では古馬の牝馬
との力関係では恐らく牝馬ナンバーワンではないかと思います。
しかしながら、今年の中距離2000m以上のG2以上の牡牝混合レースで、牝馬で勝った馬は
1頭もいないのです。2着も大阪杯でのスターズオンアースと宝塚記念の
スルーセブンシーズしかいません。このように考えると、あまり中距離での
牝馬のレベルは現段階では高くないことを考えると余り評価をできないというのが
私の個人的な見解でもあります。
やや、陰謀論的な見方をすればJRAにとって今回で引退かは不明なところ
ですが、イクイノックスの後の絶対的なスターホースは欲しいのではないでしょうか。
今回のレースでイクイノックスを負かすことができれば、次世代のスターホースが
調度3歳馬という事でバトンタッチにはよくみますが、どうでしょうか・・。
いずれにしても、2頭で決まらない可能性の方が高いとみています。
一角を崩せる馬は、これから考えていきたいと思います・・。
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