こんにちは、escapeです。
連休中に、少々プロレス好きな人と今上映をされている
「アントニオ猪木を探して」を観にいきました。
調度、猪木氏の1周忌も兼ねた映画の様ではあります。
感想も含め語りたいと思います。
タイトルの意味とは
何度かブログにも書きましたが、私はアントニオ猪木という人物を
リスペクトしています。実は、私自身は猪木の試合というのはあまり
観ていません。レスラー猪木というよりは、どこか「生き様」に対して
憧れや尊敬の念が強い感じがします。勿論、プロレスファンから猪木が
好きになる人もいれば、私のように違う部分から好きになった人も多く
います。それだけ、アントニオ猪木という存在は、世代や観る人によって
変幻自在な存在でもあるのです。また、猪木氏は色々な名言であったり言葉
を残しています。それは、「元気があればなんでもできる」という言葉もはじめ
決して偉人たちの残した言葉とは一風違うような色合いではあります。しかしながら、どこか
猪木の生き様とリンクしてか、非常に心の奥に届くようなメッセージ性があり
ます。私も、非常にそんな言葉が心に残ります。
今回の映画のタイトルというのは、そんな猪木氏の存在は受け手側によって
非常に変わっていたり、存在自体も異なります。また、猪木に憧れ追いかけた
レスラー達も、やはり猪木氏を追い越すまでの存在というのは難しかったりも
します。そんな、猪木という存在を探していこうという意味合いでつけられた
ようです。それだけ、皆にとっては遠い存在でもあり、つかめないような存在
だったのではないでしょうか。
映画としては・・・。
当初、私は猪木の懐かしいような試合の映像と共に作られた
ドキュメンタリー映画ではないかという想像をしていました。
実際は、映像というより写真がメインでもあったようにも思います。
それは、猪木を撮り続けた写真家のものが中心に構成されていたように
も思います。前述のタイトルからも、終始インタビューが中心の映画には
なっています。それは、藤波選手、藤原選手というような直弟子の人から
今のオカダ選手や棚橋選手のような比較的に接点が薄い選手までとりあげて
います。それは、それぞれにとって猪木氏というのはどのように映っていたの
かというようなメッセージとして伝えたかったのでしょう。
まさに「それぞれの猪木」という感じでした。映画的な視点で言えば、
正直映画館で観るような内容のものではないのかもしれません。
お客を見渡してみると、やはり50代、60代のような人が中心でほぼ
若者や女性はいなかったような状況ではありました。
それでも、どこか集まった人は、それぞれの猪木の存在があったのは間違い
ないのではないでしょうか。映画でも、ミニドラマの内容がありそれぞれ少年時代
や学生時代、大人になった時の猪木氏の見え方的な視点で描かれていたりも
しました。
アントニオ猪木の魅力とは
私も含め、なぜこれほどまでに人を魅了していくという点で
とらえれば、常に「逆境と闘っている」という点に集約される
のではないでしょうか。そしてその様子が人々に勇気を与えてくれる
そんな存在ではないかと私は思います。
色々なスキャンダルや借金問題なども含め決して美談ばかりではないところ
もどこか人間くさく、リング上のヒーローという側面ばかりでないところも
魅力であったりします。国会議員にもなったり、話題には事欠かない部分が
非常にあります。また、アリ戦はじめ北朝鮮やドーム興行なども含め、非常に
スケール感も大きいところもあります。それによって、莫大な借金を背負ったり
またその逆境を跳ね返したりなど正に生き方そのものが「闘魂」なのではない
でしょうか。どこか、そういう部分が私にとっては憧れでもありリスペクト
される存在なのではないでしょうか。私自身も逆境にたたされた時に心の
どこかに「猪木のテーマソング」が流れてきたりもします。
映画のエンディングで、フルコーラスを聴いたのは始めてかもしれません・・。
少し、逆境にたっている方は、是非猪木氏で元気を取り戻していただくと
良いのではないでしょうか。
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