こんにちは、escapeです。
今週は、暮れの大一番「有馬記念」があります。
競馬をしている人であれば、誰もが「ダービー」と「有馬記念」
は特別なレースに間違いないです。
1週間有馬記念にまつわる記事や動画をながめ、少しずつ自分の考えを
かためていく楽しさや競馬仲間と有馬にまつわる話をする楽しさなど。
因みに、現在私の周囲に競馬をする人がほとんどいなく、あまり競馬の
話をする機会もないのですが・・。
昨日、東スポの動画で田原成貴氏と塩崎利雄が目につきました。
塩崎利雄氏は、元東スポの記者でもあり「極道記者」などの自伝的な
小説なども書いており書き手としても有名な方です。
馬券も1レースに数十万から時には百万円単位で賭ける、豪快な記者でも
あります。夕刊ゲンダイでも人気の馬券小説でもある「止まり木ブルース」
が連載しています。私もこの小説が読みたくて、20年以上週末のゲンダイ
を購入しているファンです。ちなみにゲンダイの新聞の印は全く当てに
ならず、本紙の印でも穴馬を本命にしたりしているのでどの馬が人気馬かが
非常にわかりにくいのです。
話は戻り、田原成貴氏は元騎手でもあり元調教師でもありました。
騎手としては、1000勝以上しており華やかな騎乗で天才騎手と言われていました。
有馬記念も3勝しています。伝説のトウカイテイオーの1年ぶりの復活も田原騎手
であり、非常に絵になる騎手で私も当時好きでした。
その後、調教師に転ずるも覚せい剤などで2度逮捕もされ競馬会から追放されました。
今年、東スポで競馬予想家として復活しました。
そんな競馬を知り尽くした2人の対談動画です。2人は10年ぶり以上の再会でもあり、
私の好きな人の2人の対談で楽しく視聴できました。
有馬記念の見立てに関しては、私も近い意見で考えていたので納得しながら聞いて
いました。そんな中、田原氏が「有馬記念は文学がある」という話をし始めます。
ダービーとは季節的にも、新緑の映える青空の下で行われます。私も3歳馬の今後の
期待も込められた、どこか将来の活躍を期待するようなレースでもあります。
そこにあまり、競馬以外の想いというのは入りにくいレースです。
対して、有馬記念は12月の暮れに行われるので、どこか1年の総決算のような想いが
こめられます。そこには、競馬だけでなく1年自分の振り返りが走馬灯のように流れて
いきます。そして、田原氏も話していたセピア色に染まったような、夕暮れ時に行われる
レースがどこか寂しさが立ち込めていきます。芝も枯れて寒風が身に染みる、独特の情景の
中で行われます。塩崎氏も「刹那の有馬記念」と話していました。そこには、騎手はじめ
競馬ファンも1人1人色んな1年の想いを馳せながらの有馬記念。非常に文学的なところが
垣間見えます。この2分半に凝縮された空気感がなんとも言えない情緒深いところが魅力的
なレースです。JRAも商業主義はわかるのですが、この後にG1のホープフルSを組み
込んでしまったのが非常に残念です。このような、文学的な雰囲気もあるので
今でも年内のJRAは有馬記念を最後にすべきと思います・・。
素敵な対談動画だったので、是非皆さんも視聴してみて下さい。
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