こんにちは、escapeです。
先日の報道で少子化が加速している記事をみました。
「75万人ショック」というものです。
出生数の速報値では80万人程でしたが、実数値では75万人だったようです。
人口統計の推測値をみますと2040年が74万人という事ででているので
このままいくと、想定よりも20年ほど早く少子化が加速している事に
なります。以前の「ひのえうま」の時のように、瞬間的な減少であれば
まだ良いのでしょうが、状況的には異なる感じです。因みに、ひのえうまの
時は前年比25%減の出生数でした。2026年がひのえうまのようなので、
この年も大幅に減るように思いますが、どうなるでしょうか。
出生数が110万人から100万人の10万人減少するのに10年ちょっとかかっています。
しかしながら、100万人から90万人の10万人は4年ほどで減少し更に80万人までの
10万人も3年ほどで減少しています。この推移をみると、かなり加速度的に少子化
が進んでいる事がわかります。しかしながら、少子化などは今日明日の対策ですぐに
改善されるわけではないので、仮にこの辺が解決した場合にやはり10年ほどの時間軸
が必要になるのではないでしょうか。
私の団塊ジュニア世代から考えると、子供の数が3分1近くの減少になってきています。
少子化自体は、以前から言われていた事ではありますが結果ここまで明確な
施策がないまま今日に至っているように思います。政治の問題ではあるでしょう。
例えば、待機児童対策など別に保育園に入園できないから少子化がすすんでいる
わけではないでしょうから・・。やはり、所得における部分が一番大きいので
はないでしょうか。給料が上がらない30年になり、現状も専業主婦などの割合は
大きく減っているはずです。共働きがスタンダードになりましたが、そうしないと
家計が維持できなくなってしまっている点に大きな問題があるはずです。
働きたい方が働く分には問題ないですが、現状はそうしないと生活が厳しくなるから
働いているという事が多くあるのではないでしょうか。
従って、結婚したとしても子育てをしていく事はむずかしくもあり、
結婚自体を諦める事も多くなっているのではないでしょうか。やはり、経済的
な問題が大きく思います。昔の風潮では、どちらかというと30までに結婚を
しないと1人前にみなされないような風潮があったようにも思います。
従って、お見合い結婚でも何でもそこまでに「家庭を持つ」という事が
スタンダードであった気がします。今はすっかり、そのような考えも昭和的
になりつつあるのでしょうが。
そして、離婚のハードルも非常に下がっている気がします。よく3分の1は離婚
すると言われています。私の子供の頃ですと1クラスにシングル家庭というのは
恐らく、1割もいなかったように思います。40名クラスで2,3名ほどで。
今は、どうでしょうか。統計的には3割程いてもおかしくないのでしょうが。
とはいえ、私も離婚をしているので偉そうに言えたものではありません・・。
そして、このままの出生数の推移でいけば間違いなく日本の社会保障制度は
破綻をするのは目に見えています。今後、私も含め老人の数は増えていく訳
ですから、医療費なども含め間違いなく増加にはなるでしょう。
そして、年金にしても現在の賦課方式というのは逆ピラミッドで支えることは
不可能ではあります。勿論、受給額を下げれば一応成立はするのでしょうが、
それでは生活ができないわけですから、間違いなく働く期間を長くするか
増税をしていくのかしかないわけです。現在、両方の方で進んでいるようにも
思いますが。更に、若者も日本で働く意味がないとなれば海外にドンドン流出
していくのかもしれません。そうすれば、老人大国という部分だけが残り、国家的に
も厳しくなるのではないでしょうか。後は、移民政策に舵をきり人口を増やしていく
のか位しか選択肢がないように思います。いずれにしても、若者が減るというのは
国の活力としては衰退に向かっていくところではあるのでしょう。
現状のままで10年経つと、どうも悲惨な未来しか見えてこない気がします。
その頃は私も60を越えているので、どのような生活を送っているのかが全く
想像がつきません・・。競馬場の近くでホームレスで暮らしているかもわから
ないですが、、。とはいえ、国に期待できることは少ないので、個人で備えていくしか
ない事ではありますからね。その道筋をここ3年ほどで見出していきたいと思います。
コメント