こんにちは、escapeです。
12月に入り、飲みの誘いも段々増えてきました。
ただ、今月健康診断を受ける予定なので、その辺も
気をつけたいところです。
さて現在、大阪万博については非常に迷走をしている状況の様です。
こちらは以前に記事にしましたので、こちらから。
万博自体は、半年ほどの運営なのですが、その後この場所で
カジノをやっていく事が大方、決まっています。
開業は、2030年秋頃の予定なのですが、これについて考えたいと思います。
開業できるのか？
そもそも、大阪万博の場所である「夢洲」は、埋め立て地であり
地盤が相当に緩い指摘があります。万博の方は、基本半年程度で
その後も取り壊す予定なので、影響は軽微ですがそれでも杭を打た
なければいけないような話もありその杭も相当費用がかかる予定
です。今回のカジノはＩＲ（総合型リゾート）という事で、ホテルなども
含めた建設をしないといけない状況です。この地盤の緩さでそれなりの
建物を建築していくには、相当杭も含め準備する事になるでしょう。
ましてや、簡易的な建物という訳でなく最低でも数十年は保つ施設で
あり、当然地震にもある程度耐震性の高い建物が求められます。
現状の状況で、このような事は費用も含め現実的なのだろうかという問題
あります。現在、カジノに参入予定の企業も1社となり、様々な条件が譲歩
されているようです。まだ、正式契約になっていないようですが。
そもそも、交通機関の地下鉄などのインフラ整備も含めカジノ企業側が当初持つ
予定もそうもいかなくなっているようです。
現状、反対活動もそれなりでているようですが、そもそもギャンブル場の誘致
というのは結構ハードルが有ります。今は、スマホ馬券も普及をしていますが
以前の場外馬券売り場を設置するだけでもそれなりのハードルはありました。
あのＪＲＡでも各都道府県に設置するのは難しかった訳です。
一般的にギャンブル施設は、市民からは、嫌われますので難しいのです。
当然カジノは24時間営業となるので、住宅地という訳にもいかないので
この場所に大阪でも誘致したのでしょうが、建設上の問題も含め多くの
課題が残ります。また、万博にしても現状でも予算は越えていますが、
これが予想以上に予算オーバーになった際に果たしてカジノまで行きつくの
か非常に疑問に残ります。
開業できるかどうかも含め怪しい感じがします。
そもそも儲かるのか？
本来、ギャンブルというのは胴元が儲かる仕組みにはなっていますが、
今回のような巨額のコストを投じて果たして儲かるのかという点です。
今は、ギャンブル依存などに対しての配慮か、週に3回までの利用だとか
色々ガイドラインができつつあるようです。きっと、マイナンバーなどを
利用した入場や清算手続きを考えているようです。
ここで一番の問題になるのが「税制」です。基本的には、外国人観光客などは
非課税のようですが、日本人に対しては今の「ギャンブル税制」をそのまま
適用の予定の様です。
仮にマイナンバーなどで勝ち負けの金額が把握された場合に、現状のギャンブル
税制では「一時所得」扱いです。しばしば、競馬などでも問題になりますが、
一時所得では過去の負け分は引かれないのです。
勝った時の勝ち分積算され、一定の控除を引くくらいです。
恐らく、それなりに大きな金額を賭ける人にとっては、雀の涙程度の
控除です。そしてこの金額は2分1が所得扱いになります。
例えば、5000万払い戻しがあり、トータル1000万負けてても5000万の
2分1である2500万が所得になります。税率は40％です。1000万円負けて
尚且つ1000万の税金がかかります。競馬などは、現状現地で買えば、この辺の
所得が曖昧になっている部分はあります。カジノで履歴をとられ、この金額の
請求をされた場合に、日本人でカジノをする人はいるのでしょうか。
多少の遊び程度でするならいるでしょうが、海外のようにＶＩＰで1日で
数億も賭ける人は、こんな税制でやる人はいないのではないでしょうか。
さらに、多額のお金を賭ければ、そのお金はどこから引っぱったなどを
考えれば、税務調査を受けやくするためのカジノになってしまうのでないでしょうか。
そんな、不利なギャンブルであれば恐らく日本人で好きな人はやはり海外でする事
になり、日本でやるメリットを感じないのではないでしょうか。
従って、私は日本でのカジノは、日本人客がメインの場合、現行の税制が
変わらない限りは失敗をすると見ています。
それによって、競馬税制も含め変わるのであればメリットもあるでしょうが・・。
コメント