こんにちはescapeです。
先週末、神田沙也加さんの急逝のニュースがあり、まだ若いのに残念で悔やまれます。
ご存知のように有名タレント同士のお子さんという事で以前から注目はされ
二世の宿命ではないですが、どうしても親との比較がでてきます。
芸能人で売れていくというのは、入口は勿論身内の絡みで入れたとしても、
最終本人の力がなければ、瞬間的には話題になっても入れ替わりの激しい世界
では厳しいのではないでしょうか。その中でも、彼女は舞台女優として自分の
力で勝ち取り親の七光りを極力捨てて頑張っていたのは素晴らしい事だと思います。
本人の胸の内はわかりませんが、ここまできたのに残念であります。
スポーツの世界もなかなか2世というのは厳しく、特に実績のある親を越える事が
出来た選手は少数でしょう。勿論、プロの世界に入るだけでも普通は大変な中で
一応遺伝的なものなのか、そこまでは到達した事でも本来はすごい事なのでしょうが。
そういう意味では、長嶋さんの息子の一茂さんは、野球の実績は華やかしいものではありませんで
したが、芸能界で花が開いている印象もあるのでそれはそれで立派なものではあります。
競馬の世界は、逆に閉鎖的なところもあるのか2世が活躍している事も多いです。武騎手は父親も
それなりのジョッキーでしたが、明らかに越えているでしょうし福永騎手も父親は天才ジョッキーと
言われ落馬事故で引退を余儀なくされましたが、昨今の活躍から父親越えはできたのではないでしょ
うか。もっか、ブレイクをした横山武騎手も父親も今でも現役ジョッキーですが、今のまま
行ければ父親越えもあるのではないでしょうか。残念ながら、現時点ではまだ父親の実績が2枚程上
ではないでしょうか。今週の有馬記念が父親に近づくまずは第一歩と思います。
すべからく、小さい頃から周囲からも親の実績が比較となりそれを引きずりながら同じ道というのは
それなりに覚悟もあり大変な事ではないかと察するところです。逆に2世で最もダメなのは
「政治家」ではないでしょうか。以前、自民党の世襲議員は6割いるというような話も聞きましたが
いつまでも親の七光りの票でというのも情けない話ではあります。そういう意味では、祖父の代から
総理までいった安倍元総理などは安倍家や母方の岸家も政治家系統なので七光りどころではなく、
「7×7×7=343」から343光りと揶揄する人もいるくらいです。それで、日本が良くなればまだ良
いですが、現実は皆さんお分かりのような現状です。
昨日、漫才日本一を決める「M1グランプリ」がありました。たまに、私も観たり観なかったりで
すが、昨日は久々に観ました。昭和には「スター誕生」のような芸能界の登竜門的な番組はありまし
たが、昨今あまりない中この番組は一夜にしてスターになる「シンデレラストーリー」です。お笑い
の似たような番組はありますが、なかなかそこで優勝してもブレイクまで行かないことを考えると
この番組の「価値」というのが歴史と共に築かれたのではないかと思います。唯一、審査員に
上沼恵美子がいるのが未だによくわかりませんが・・。
ただ、決勝にきている芸人さんたちをよくみると何度もチャレンジして確実に少しずつ上にいって
いる傾向が強い気がします。本当の1発屋的な人はほとんどいない中での競争です。
そういう意味では、以前転職も「積み上げ」が重要という話をこのブログで書きましたが、
まさに芸人さん達も「積み上げ」ができていないと、ここまでこないのだと思いました。
結局、何事も「本質」的な部分は共通するのです。
今回は予選から6000組以上から選ばれての事らしいですが、当然この背後には何倍もの途中
で芸人を諦めた人などもいるでしょう。本当に厳しい世界だと思います。
昨日優勝した「錦鯉」というコンビも芸歴は20年以上しており、ボケの担当の人は50歳との
事でした。ここまで、諦めずに続けた事はすごい事ですし日の目を浴びたというのは何より
喜ばしい事です。一昨年までアルバイトをしていたようなので、年齢的にもきっと周囲からも
本人も疑心暗鬼で闘っていた事ではないでしょうか。独立なども成功するかは正直最後は、
やってみないとわからないわけで、うまくいかない時などは皆「自分を疑心暗鬼」になり
それを乗り越えやっている方がほとんどではないでしょうか。本人は、お笑いなので違う
コメントをしていましたが、昨日の優勝した「最後の涙」は本来そういう想いがつまった
ものだろうと私は感じました。このように苦労して「栄光を掴む」ものもいれば、「七光り頼り」
という人もいるので、複雑なところではありますね。
ただ、先週は武豊騎手や錦鯉の活躍のように「50代の希望の星」としていつまでも光り輝いて欲しい
と願います。
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