こんにちはescapeです。
岸田政権になり、3か月ほど経ちましたでしょうか。9月の自民党総裁選
の際や所信表明の時には、勢い良い事をあげていましたが既にほころびが色々でています。
元から、ご本人の特技というのか「人の話をよく聞く」という事でした。聞きすぎのた
めの決断できないのかわかりませんが、結果「朝令暮改」のごとくコロコロ方針が変わり
ブレブレ迷走しています。当初、掲げていた「金融課税」などはあっさりお蔵入りしたり、
北京オリンピックの外交ボイコットなども二股外交的にフラフラと。「所得倍増」
やら「分配」やら「新資本主義」などを掲げていましたが、10万円の給付金すら
決めきれない人がそのような事が実践できるとは私には思えません。まぁ、中身も
あまり決まっていないようですが・・。
話は戻りますが、中でも「10万円の給付金」に関してはひどい迷走状況になりました。
これも公明党に配慮したところや財務省の思惑なども色々汲み取りこのように
なりました。最終的には高校3年生までの子供へという事になりましたが、
当然全員が対象でない以上もらえない人からは不公平だどうだという声が
出てくるのは仕方がない事です。ここの部分では
予算的には1兆ちょっと使う様ですが、クーポンなどを実施すると9000億以上という
手数料がかかり、批判も増え一括給付をするとかしないとか。確かに1割近いお金が
事務経費としてかかるのは、給付にしてはコストがかかりすぎでもあります。
そもそも、クーポンにするのも消費にまわすためとかのようですが、支給が新学期を
越えるとかで意味がないなど批判も多くあります。
昨年の10万円支給時も色々時間もかかり、海外に比べると明らかに対応が遅いでしょう。
そもそも「マイナンバーカード」の役割はどうなったのでしょう。これは、開始されてからすでに
5年ほど経過をしていますが、確か未だにカードの普及率は4割だとの事です。
これは、本来の目的は口座も紐づけてある程度資産などの把握をしたり、このような給付金も
所得が把握できていればスムーズな支給になったのでしょう。
そもそも普及しない1つの問題として、現時点で「持っていてもメリットがない」という事
なのでしょう。私も、マイナンバーが何かの役に立った場面がほとんど見当たりません。
銀行の口座を開設する時に必要だったのと会社に番号の届け出をしたくらいしか使用した
記憶がありません。更に、そんな状況下で国に口座を管理されるのは嫌だなというのが
大半の方の思いではないでしょうか。
やや、陰謀論的には預金封鎖をする時に必要だという話もでてきていますが・・。
岸田政権になって、コロナが収まっている事くらいしかプラスの材料はないようにも
思います。とはいえ、そのコロナも自然終息的な感じな部分が大きいような気がしますが。
現状も経済状況は悪いですが、以前も書きましたがどこかで金融クラッシュなどが起きた
時に更なる不況に突入してしまうので、また失われた○○年などになれば相当日本は厳しく
なっていくでしょう。リーマンショックにしてもあまり直接被害のない日本でも影響をかなり
受けていましたから、金融不安が一番懸念されるところです。中国の恒大グループも実質
デフォルト状況であり、台湾情勢も恐らく北京五輪が終わったら何かしらに動きがあるで
しょうし、ロシアのウクライナ侵攻などでの米国との緊張も高まる中、何かが引き金に
なってクラッシュすると大変ではあります。そんな難局を岸田政権が切り抜けられるの
だろうかと疑心暗鬼ではありますが。岸田総理自身は、来年の参議院選挙で頭が一杯
なのでしょうが・・。「所得倍増」より「所得半減」になる可能性が高いような気が
します・・。
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