こんにちは、escapeです。
今週は、オークスがあります。そして、来週がダービーと
春競馬が一番盛り上がる時期です。そして、天気も良ければ
新緑の中での競馬でもあり、また秋競馬とは違う味わいがあります。
この競馬のレースの設定をした人は絶妙な時期にレースを組み込んで
いるとつくづく感じる次第です。それでは、思い出に残るオークスを
書きましょう。
やはり、牝馬というと逃げ馬より差し、追い込み馬のイメージが
強くあります。どちらかと言えば、牝馬の方が切れる印象があります。
そして、ブエナビスタという馬は大体最後方に近い位置から上がり
33秒台で追い込んでくる馬です。その分、仕掛けどころも難しく
名手アンカツこと安藤騎手が3歳時は騎乗していました。古馬になって
からの主戦は岩田騎手であったりもします。エリザベス女王杯の時の
ように仕掛けが遅れ、逃げ、先行馬に粘られ3着などという事もあり
ましたが、牡馬の一線級とも勝っており歴史的にも名牝でしょう。
そんなブナビスタのオークスは印象的です。
新馬戦では3着になったものの、その後桜花賞も含め4連勝で
迎えたオークス。単勝1.4倍の断然人気となりました。
レースは比較的にスローで流れる中、4コーナーでもブエナビスタは
後方3番手にいました。中団から抜け出した桜花賞2着馬のレッドディザイア
が勝ったと思った時に外から猛然とブエナビスタ追い込んできました。
結果、ハナ差の勝利となり上がり3ハロン33.6という脚で追い込みました。
単勝を買っている人には、非常にハラハラした展開だったでしょうが、
並みの馬では、やはり2着がやっとというような展開でもありました。
これで2冠になったブエナビスタは、3冠目の秋華賞でレッドディザイア
にハナ差で負けてしまいます。さらに、進路妨害があったという事で
3着に降着をされてしまします。追い込み馬の宿命としてどうしても
馬群をさばいていかないところでよくこのような妨害的な事はおきて
しまいます。かといって、いつも大外まわしでは距離ロスや府中のように
直線が長ければ良いでしょうが、そうもいかない部分もあります。
そして、JCにおいても1着入線からこちらも直線の進路妨害で2着に降着と
なります。G1レースでの1着からの降着は非常に珍しいのと、G1レースで
2度降着させられた馬も珍しいとは思います。
とはいえ、翌年のJCでも勝っており本来は2連勝という事にはなったのでしょう。
というように、3歳の秋から古馬になって少しこのような不運にも遭遇は
しましたが、このオークスまでは完全な2冠馬ではありました。
今年は、リバティアイランドが抜けた人気になりますが、脚質的にもこの
ブエナビスタのような切れ味もあります。
また、同じ川田騎手でもありハープスターとイメージを重ねる人も多いでしょう。
桜花賞のレースが正にハープスターと同じようなレースでした。
そのハープスターもオークスでは2着に敗れています。
力があっても追い込み脚質というのは、展開やポジションに影響を受けて
しまう事は多くあります。その辺を踏まえ、今年のオークスはどうなる
でしょうか。楽しみな一戦です。
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