こんにちは、escapeです。
昨日に続いて、住宅に関して考えたいと思います。
昨日の記事はこちらから。
最近は、便利なツールもあり住宅ローンでの元金の
減り具合をシュミレーションしてみました。
設定は、頭金なしでの3000万の35年ローンの
元利均等払いでのものです。利率は3%としボーナス払い
などなしで、毎月払いです。返済額としては月々11万5千円
ほどになります。10年の返済が経過した時点では2430万ほど
元金が残ります。20年の返済が経過して1670万ほどの元金が残ります。
大体、支払いに対して利息よりも元金の方が越えていく部分では12年ほど
かかります。従って、当初の12年というのは利息の支払いが多く、元金の
減りが低い事になります。これに対しての資産価値というのは、東京や
地方部かどうかで大分開きはあります。仮に購入した
金額を100%とすると一般的な地方都市で大体、10年で30~35%減、
20年で50~60%減程の資産価値になります。これも、あくまで現在の
状況であり今後の人口減や住宅の供給過剰を考えればもっと悪くなる
可能性はあります。
このシュミレーションで仮に10年で手放した場合は、
500万円程のマイナスがでます。
実際は、これに固定資産税や売買手数料などを加味すれば、もっと多くの
支出になります。勿論、家も全くリフォームなどせず住み続ける事は難しく、
どこかガタがきて修理も含めたリフォーム費用などは必要でしょう。
また、分譲マンションなどは、修繕積立金なども支払い続けていかない費用
もでてきます。賃貸の良いところは、生活のレベルに応じて家賃を見直し
引っ越しも可能ですし、好きな土地に移動する事が可能になります。
仮に、債務整理や生活保護などに陥った場合でも、資産がないので
比較的にスムーズに手続きができるでしょう。
リスクとしては、老後年金暮らしとなった時に家賃を払い続けなければ
いけなかったり、借りるのに年齢などから断られるケースはあるのでない
でしょうか。最悪、家賃の方は田舎の方へいけば、かなり激安なものは
多くあるでしょうが・・。購入の方のメリットは、ローンの支払いさえ終われば、
一旦住むべきところは確保でき、生活費だけで生きていけるのでコストは低くは
なるでしょう。賃貸か購入かというよりは、個人的にはローンを使うかどうか
の方がリスクを感じてしまいます。
従って、完済までのリスクなどを考えたりすると
個人的には「賃貸」の方がメリットがあるように思います。
そもそもが、PART1の冒頭でも書きましたが、家という資産を買うのに借金を
抱えていくという事に私は矛盾を感じてしまいます。資産を形成するのは、お金が
ある人や手元に余裕がある人がやるべきではないかと考えてしまいます。
株やFXなどでも、レバレッジという事で手元資金を元に数倍の取引をすることは
可能ですが、ある種の借金です。順調に自分の張った流れにのれば良いですが、
逆に流れてしまうと、一気にマイナスが加速してしまいます。
競馬などのギャンブルも借金をして賭けて成功する事は少なく、
やはり手元の資金でやることが重要ではないでしょうか。
そして、借金でも長期のローンというのは「長い」という事だけで色々なリスクを
含んでしまいます。私のように、築50年に住んでいても普通に生活はできますので
こんな「生き方」も参考にしてもらえたら良いのではないでしょうか。
唯一、この古いマンションの欠点は「ペット不可」というところでしょうか・・。
マンションの周りによく野良猫が多くいるので、たまにエサを
まきにいってしまいますが・・。
本来は、「餌付けするな」という事にはなってはいるのですが。
どこか、自分も野良猫的な部分も多くあるので、気になってしまいます。
いずれにして、「賃貸ライフ」も決して悪いものではありません。
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