こんにちは、escapeです。
前回ウクライナの問題をブログで取り上げたのは半月位前でした。
内容はこちらから。
その時は、私自身も追い詰められているのはロシアと思っていたので
すが、どうも最近の情勢をみると必ずしもそうでないような部分もあったり
します。まず、基本的には私はどちら側に立っているということでもなく、
応援している訳でもありません。基本的には、理由は多々あるにせよ先に
侵略という手を出したという点ではロシアが悪いとは考えています。
ただ、それ以外のマスコミの報道などを見るとプーチン悪者となっていて
これは、どこか「プロレスの臭い」が私的には感じられます。ヒール役が
誰となり、誰かがこのシナリオを描いて進めているような、と書くと陰謀論
という捉え方もされますが。少し、事実ベースでみていきますと本来この侵略
は48時間でどうのと言われるくらい、数日で収まるはずがウクライナの抵抗も
ありロシアは大分追い詰められているという報道が主であります。ロシアの国は
GDPで言えば日本の3分の1ほどでもあり、大国のイメージがありますが経済力
的には大きくないです。よく、戦費も1日に3兆円かかるので時間が延びれば不利だ
という話もでています。しかしながら、このお金もスポンサーがいたり、時間をかけ
てでも把握したい何かがあるとすればどうでしょうか。軍事侵攻というのが表の理由
であり、内実別の事も含まれているような・・。当初、ロシア通貨のルーブルも
デフォルトの話が多くでており、現在もその部分での話は決済が来るたびに蒸し返されます。
しかしながら、ルーブルは一度経済制裁の話が出た際に暴落をしましたが、ほぼ今は戻している
状況になっています。もしデフォルトするのであれば、暴落したままではないのでしょうか。
一部、外資系企業がロシア企業の株を買っている話もでています。ロシアの国自体が厳しければ
この辺の動きもどうなのでしょうか。そして、中にはプーチン大統領は正常な判断ができなく
なっているなどという人もいますが、それであれば核ボタンをすでに押しているのではないで
しょうか。水面下で色々な交渉が進み、むしろプーチンはしたたかに事を進めているようにも
思えたりもします。勿論、誤算はあるにしても。経済制裁はありながらも、以前ヨーロッパの
エネルギー源はロシアから輸入している現実もあり、それもルーブル建てで払えとロシア側は
言っています。買い手と売り手のどちらが強い言えば、当然それなら売らないよと言われる
買い手の方がこの場合立場的に弱くなります。表面的にはユーロで払った形をとっても最終ルーブル
決済になっているのであればロシアも文句はないでしょうし、その辺の買い支えもあり通貨を
戻しているようにもみえます。いずれにしても、誰もルーブルを買わなければ紙くず同然に下がる
はずが下がらないというのは、色んな力が働いているのでしょう。
経済制裁をしたSWIFT除外も西側の取引では影響はあるものの、中国はじめとした通貨決済は
別のものがありこちらの利用ができれば問題はない事もあります。最近は、インドもこれに参加の
動きもあり、世界人口1位、2位の中国インドが組んでしまえば、それなりの影響はあるでしょう。
現在も、インドとロシアの取引は自国通貨同士でされているようです。
すると、一番懸念されるのはアメリカのドルです。世界の基軸通貨自体にロシアのこの行動は
疑問がつきつけられているのではないでしょうか。そもそも、以前は金本位制の中で通貨の
発行量と金の保有量で確定をしていました。それが1971年のニクソンショックから変動相場制に
も移行され金の裏付けが必要なくなったのです。しかしながら、何かの裏付けがないと貨幣の信用が
落ちるため、原油の決済をドルにしてドルの信用を構築した流れが有ります。ドルが基軸通貨になれ
ば、ドル紙幣をいくらでも刷れるアメリカが有利になりますのでその流れが今日まで続いています。
これがいわゆる通貨覇権といわれるものです。しかしながら、このドル制度に不満のある国も多くあ
り、今回のロシアのような動きをドンドン各国とられると通貨の信用が基本厳しくなります。
日本ではここ1か月ほどで円安にやや振れており、今は120円台になってきています。
この流れは、当然FRBの利上げの問題もあり、日本では
日銀の黒田総裁の任期があと1年ほど続くので日銀が
動かない限り円安傾向は続くでしょう。しかしながら、このドルの暴落も近い将来でてくるので
ないでしょうか。その際に1ドル50円なんていうレートになってもおかしくないように思います。
そして、どこかで世界の次の基軸通貨であるデジタル通貨を利用した構築がされるのではない
でしょうか。これは、今あるビットコインとかというものではなく、統一通貨ができてもおかしくは
ないです。少々、陰謀論的にも聞こえる話もありましたが、従って決して今ロシアがドンドン追い詰
められている状況かと言えば、そういう事でもないような気がします。
いずれにしても、少々この戦争は長引く説はでていますが「5月」というのがキーポイントとも
言われています。そして、気になるのがこのロシア侵攻によってからコロナの話は下火になって
きている事もあります。今もそれなりの感染ではあるのですが、どこかこの陰に隠れた悪いニュース
が存在しているのではと勘繰りたくなります。よく、政治の問題などがある時には芸能のゴシップネ
タで打ち消されることがあるように・・。いずれにしても、色々アンテナを張って見ていく必要は
ありますね。
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