競馬からの学び その7

競馬からの学び
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こんにちは、escapeです。

昨日の帝王賞は、メイショウハリオの連覇で幕を

閉じました。私は、少々軽視していたの不的中と

なりました。期待したテーオーケインズは3着クラウンプライドも

2着と着差がわずかなだけに位置取り的な部分が勝敗をわけた

気がします。どうも、テーオーケインズも善戦ホースになりつつ

ありますが・・。残念な帝王賞の結果となりました。

さて、競馬からの学びのシリーズを書いていこうと思います。

偉人たちの名言

以前、馬に関する諺を紹介しました。そして、様々な人が

競馬に対する名言などもあったりします。今回は2人ご紹介を

しましょう。1人はヘミングウエイです。1930年~50年代頃に活躍した

アメリカ人の小説家であります。ノーベル文学賞も受賞した作家でもあります。

そのヘミングウェイは「競馬は人生の縮図だ。これほど内容のつまった小説は

ほかにない」という名言を残しています。ヘミングウェイもあまり売れていない

時代に競馬場によく通っていたようで、競馬好きだったようです。

これだけの小説家が言うように、まさに競馬新聞をみているとある意味

推理小説をよんでいるような気分にもなりますよね。競馬をやらない人

からすると、あの数字だけが羅列している馬柱をずっとみていると、

何が面白いの」と映ってしまうでしょう。また、あの小さい中に

前走の情報がギュッと凝縮されており、誰が考案したのかわかりませんが

秀逸な内容ではないでしょうか。また、あの馬柱を見てしまうとついレース

を買いたくなってしまう「魔力」的なものもあったりもしますが・・。

人生の縮図というのは、この学びシリーズにも書いている通りどこか

人生に照らし合わせると競馬のレースとリンクする事も非常に多くあります。

先程の言葉は、競馬の魅力を端的に表現している事ではないでしょうか。

寺山修司の存在

そして、もう1人は寺山修司氏でしょう。劇作家、脚本家、映画監督、詩人など

非常にマルチに1960年代に活躍した人でもあります。馬主でもあったり、競馬の

本なども多く出版されています。私が、競馬を始めた頃、寺山修司氏の本を買い

読みふけっていた時期もありました。競馬の連載コラムなども書いており、

競馬に文学的な部分を入れた人でもあります。私は、リアルタイムではなかった

ですが、文章としても面白く読めた記憶があります。今、この流れで書いている

のが、日刊ゲンダイに毎週連載している塩崎利雄氏の「止まり木ブルース」です。

「スナック再会」を舞台に、毎週お金の工面に奮闘をしている主人公とその仲間

によるドタバタとその週の予想で締めるという流れです。私は、この小説を読みたく

毎週末必ずゲンダイを20年以上買ってしまっているファンの1人です。

しかしながら、肝心の競馬新聞の方は少々印が独特で、どれが人気馬なのかが

わかりにくい状況であったりもするのですが・・。

いずれにしても、寺山修司氏の出現により競馬の楽しみ方が、単にレースの勝敗

だけでない部分にも影響を与えたと思っています。

名言にみる奥深さ

寺山修司氏の名言と言えば、先程のヘミングウェイの逆を言っているのです。

競馬が人生の縮図でなく、人生が競馬の縮図である」と言っているのです。

これは、「競馬が人生の比喩でなく、人生が競馬の比喩である」という言葉

でも言い換えられてありました。これは、どこか競馬の方が人生よりも

スケールが大きいような言葉にも思えてしまいます。そして「人生は

たかが1レースの競馬だ」というような名言もあります。どこか、だから

人生なんてそんなに思い詰めず気楽に生きて行けというメッセージにも

私は聞こえたりもします。

またそれだけ、競馬を寺山氏も愛していたのでしょう。

これは、youtubeにもあがっていますが、1970年代JRAのCM

寺山氏が出演しており、自作の詩を朗読しているのです。

「カモメは飛びながら歌を覚え、人生は遊びながら年老いていく・・・」

この朗読は、後もあるのですが、観ていただければわかるのですが

「あそび」というのは、もう1つの人生でもあるということやその重要性

などを説いていたりするのです。どこか時代が過ぎても、本質を捉えているから

言葉が残るような気もします。今、このCMを聞いても全然古臭く聞こえないのが

不思議でもあります。映像自体は勿論、古いのですが・・。

世のお母さんも、子供に「遊んでばかりいないで・・・」なんて叱っている

お母さんもこのCMを観ると少し考え方が変わるかもしれませんね。

こんな事も、私は競馬をしていなければ「寺山修司」という存在も目にいかなかった

かもしれません。このように綴っていると、寺山氏の本でも久々に読み返したく

なってきたものです・・。

 

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