こんにちは、escapeです。
年末だからなのか、色々な相談の連絡がきたりもします。
昨日も、あまり縁の深い人ではないのですが、たまたま以前お会いした人
で大学の先輩という事もあり、同じ業界なので話を少ししていた程度の
関係で、連絡がかかってきました。今いる会社が、ほぼ事業の撤退をする
ので2か月後にクビになるのすが、どこか転職の紹介いただけないかという
少々ムリクリな相談ではありました・。一応、どこか話があれば頭にいれて
おきますという社交辞令に近い形で終えましたが・・。
私自身もまだ、会社のゴタゴタもあるのであまり色々お世話できる状況でも
ないのですがね。
以前は、年末にはK1だったりPRIDEだったりの格闘技番組が多くありました。
そんな中、安田忠夫選手というレスラーがおりました。最近、このレスラーの
その後という形での動画が出ていました。安田選手は、相撲あがりのレスラーで
かなりのギャンブル依存症で色々なところでトラブルをおこしていました。
レスラーとしては、そんなに活躍している選手でもなかったのです。
そんな中、2001年の年末に猪木祭りという格闘技イベントがテレビ中継も入り
する事になっていました。メインのカードが確か藤田選手とK1選手での対戦
だったと思います。その藤田選手が負傷して、急遽メインカードが白紙になり
ました。格闘技におけるメインカードは、当然視聴率にも影響する中でギリギリ
まで対戦カードがでないという不測の事態となりました。興行自体がギャンブル
的になりました。
そんな中、この安田選手に白羽の矢がたちました。
正直、レスラーとしての知名度もイマイチの中でこれは、かなりの冒険的なカードでした。
対戦相手は、K1で当時名は売れていたジェロム・レ・バンナ選手でした。
このカードをみて落胆した人も当時多かったはずです。そして、プロレスラーがあまり総合や
他の格闘技で勝てなく低迷していた時期でもあります。
今回のW杯のスペイン戦、ドイツ戦ではないですが、概ね安田選手の敗戦を誰もが
予想していたのです。そして、よもやの大金星でリングに娘さんを肩車で抱えた
シーンは感動モノでした。映画、ロッキーを思い出すようなシーンです。
世間的には「平成の借金王」と言われた位に、ある意味ダメ人間の象徴のような
人が勝ち上がったのです。その後、プロレス界でも重宝され数年間は人気も保たれ
ました。しかしながら、ギャブル依存は治らず上がったギャラも散財してしまい
新日本プロレスも解雇され、自殺未遂まで図ってしまう転落ぶりでした。
引退して、その後消息不明に近い状態でしたが、最近動画があがっており近況が
でていました。今年の年末に猪木氏の追悼イベントの交渉などから現在の状況が
でていました。現在は、警備員をしながら今もなおギャンブルの方は継続しての
その日暮らしという事ではありました。どうしても、ギャンブルというのは身を
崩してしまう人も多くいます。反面教師ではないですが、私もそういう内容をみ
ると身が引き締まるところではありますが・・。安田選手の気持ちもわからなくは
ないです。しかし、今はこんな状況でも「一瞬の輝き」を放っていた時期もあった
のですから、そこがラストチャンスというかやり直すきっかけでもあったはずです。
皆、人生において規模の大小はあっても「輝いていた時期」は多かれ少なかれ
あったのではないでしょうか。安田選手もこれをきっかけに、再度持ち直して欲しいところ
ではありますが・・。
私も線香花火の最後の輝きではないですが、もう一花咲かせたいという野望はもっていますが・・。
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