こんにちは、escapeです。
10月に入り、今年も気づいてみれば後2ヶ月となりました。
少々、今年は色んな意味での行き詰まり感はありましたので
あらためて色々考える時期でも有ります。
何事も正道だけで、道が開けるかというと難しい部分は
あります。反対の言葉で「邪道」という言葉もあります。
本日は、そんな事を少し考えてみたいと思います。
邪道は悪なのか
どこか邪道と言うと、悪いイメージがつきまといますが
「視点」をかえるという意味では有りではないでしょうか。
よく、食べ物なども若い子で変わった味付けをして食べる子もいます。
勿論、本人が美味しいと思えばそれもありでしょう。
そんな中でも、「回転ずし」などは邪道の極みになっているのでは
ないでしょうか。大手の回転寿司に行けば、ご存知のように寿司以外の
メニューが豊富にあります。それは、スイーツでもあり、ラーメンなども
あったりします。そして、寿司のネタも通常の寿司屋にはないような変わった
ネタもあったりします。私は、ほとんどそのようなネタを食べる事はないですが、
子供などとたまに行くと、結構メインの寿司よりも違うネタを食べていた
りもします。通常のお寿司屋さんから見たら、かなり「邪道」に映るかも
しれませんが、現在の回転ずしの人気を考えればそれも一定の需要があると
いう事でしょう。むしろ、その需要を掘りおこしたのかもしれません。
このように、視点を少し変えると「チャンス」に繋がる事は否定はできない
部分があります。
邪道と言えば・・。
プロレス界では、アントニオ猪木なども「異種格闘技戦」なども行い
プロレス視点からすれば、邪道な事でもあったのでしょう。恐らく、正道
であるジャイアント馬場から見れば、そのようにも当然うつった事でしょう。
ただ、それでは当時外国人ルートなどもおさえられ、猪木が馬場のプロレスと
同じような事をしていては目立つはずもなく、そのような路線を打ち出したの
です。そして、もう1人プロレス界ではその道をつくった人がいます。
大仁田厚選手です。引退や復帰なども何度も繰り返したり、国会議員やタレント
などもしていて、よく知らない人からすれば何者だろうと思う事でしょう。
大仁田選手は、元はジャンアント馬場率いる全日本プロレスでジュニアヘビー
の選手でした。ケガなどもあり引退したのちに資金5万円からFMWという団体を
つくりました。1990年代に設立したものの当時テレビ局もつかない団体は厳しいという
見方が大方でした。そして、当時はプロレスもUWFという団体もできあがり格闘技
路線にシフトされた時期でもあります。
そんな中、大仁田氏は全く格闘技路線とは逆の「デスマッチ」路線にいくのです。
以前も、金網マッチや五寸釘がしかれたような試合などは一部ありました。
そこは、お決まりのように「どうせそこには落ちない」というような暗黙の
了解がありました。しかしながら、大仁田プロレスはそのような仕掛けをしても
ドンドン落ちてしまい、血だらけになり傷跡なども残るような試合をしていました。
そんなリアリティもあり、1つのインディーズ団体とみられていたFMWも人気がでて
きます。選手と言えば、他の団体から断られたり、前座のような立場の選手ばかりでした。
そんな、何もないようなところから、一躍人気の団体までのし上がったのです。
そして、よく泣きながらマイクアピールなどもしていたことから、最終的には
「涙のカリスマ」と言われるカリスマレスラーにまでなりました。
その後「邪道」というキャッチフレーズで、新日本のプロレスまで出る事に
なります。正に、やっていること自体が「プロレス」と言われるよう事ばかり
でした。そう考えると、行動自体は正に「プロレス」という事になるのでしょう。
王道ばかりが道ではない
このように考えていくと、必ずしも王道ばかりが「道」ではない気が
します。特に人生においては、いわゆる既定路線から外れる事も多く
あるでしょう。受験に失敗して道が外れたり、エリート校に通ったが
そこから落ちこぼれてしまった。転職をしたら、変な会社に行ってしま
った。独立したら、失敗をしてしまったなど。よくある事です。
それは、時代背景や色なものが絡みあい、うまくいくかどうかは結果論で
ありその渦中ではなかなかわからない事も多くあります。
就職氷河期時代で就職が思うようにいかなかった。バブルの時はうまく
いったが、倒産をしてしまったなど。楽天でさえ、巨額の赤字をだして
いますが、携帯事業に参入した事が失敗かどうかなどはもう少し時間が
経たないと結果はでないでしょう。今は、撤退しましたがユニクロが
トマトを販売していた時期もあったわけです。戦後のしかるべき時代
であれば、ある程度アメリカを模倣する事で成長できた部分はありました。
今は、何が正解かなどは、誰もわかないことだらけです。
そんな時に「邪道」的な発想をもって、動いている人の方がたくましくもあり
切り開けることも多くあるのではないかと思います。
そんな中では、このブログのタイトルのように「天邪鬼」というのは、
どこか「邪道」にも繋がる部分はあります。競馬だけでなく、そんな少しの
「気づき」の場になれば良いのではないかと考えています。
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