こんにちは、escapeです。
今週は、JCにイクイノックスがでます。
間違いなく現役では最強でしょう。前走の天皇賞も圧巻でした。
そんな、JCとイクイノックスを目に焼き付けようと今週は競馬場に
行く予定ではあります。人に頼んでいますが、すでに指定席はやはり
完売のようです。今は、府中も最盛期の半分以下ほどしか人もいれない
ようですが・・・。さて、イクイノックスは名馬かどうかを考えたいと思います。
引退はするのか?
JCで引退説が以前からでています。確か海外競馬に精通する合田氏が
海外メディアの取材に対して「引退の可能性が高い」というところから
引退説が浮上しました。
ただ、正式にまだ発表がないものの、恐らく、本当の引退であればレース
前に明言されても良いとは思いますが・・。
イクイノックスは、ご存知のようにシルクのクラブ馬です。クラブ馬で
牝馬は6歳の3月までという引退規定がありますが、牡馬は特に規定が
ありません。ただ、当然長く走れば負けのリスクやケガのリスクもでて
きます。種牡馬として価値が高いところで引退というのはわからなくは
ないです。とはいえ、4歳の引退というのは少々寂しい限りとキタサン
ブラックを考えれば、来年もう1段強くなりそうな気もしますが・・。
ディ―プインパクトと比べると・・
間違いなく私が30年以上競馬を観てきた中で一番の名馬はやはり
ディ―プインパクトだったでしょう。これは、2つの意味で名馬と言えます。
成績的には、国内レースでは1回だけ有馬記念の2着があり
凱旋門賞では結果3着失格でしたが成績においてはその2回の負けしか
ありません。王道の3冠馬でもあります。14戦12勝です。
そして、産駒も大活躍であり種牡馬としても名馬でした。
仮にイクイノックスが引退した場合に同じ4歳での引退ですが、
イクイノックスは今回のJCを入れても10戦なのです。
ワンシーズンに2回しか出走をしないローテーションで使われています。
そして、現在の9戦も王道のクラッシクでは、皐月、ダービー共に2着です。
その後は連勝をしていており、名馬ではありますがディ―プより劣る気が
するのです。海外もどこかドバイシーマというのは、賞金はあっても凱旋門より
格落ちは否めないようなところもあります。
ただ、先日の秋の天皇賞の走りをみれば、あのレコードでも余裕の勝ちっぷり
を見せつけられれば、強いのは間違いないでしょうが・・。
産駒が活躍できるかは未知数ではありますが・・。
ディ―プを超えるには
やはり、ディ―プを超えるにはJCで引退をしてしまうと
個人的には少々物足りないように思ってしまいます。
後1年、4回走れば戦績的にも14戦とディ―プに並ぶところもあります。
昔、マルゼンスキーという馬がいました。この馬は、母馬が海外で交配
され日本で産んだ場合持ち込み馬という扱いをされていました。
当時、国内生産の保護政策として、このような持ち込み馬の出走は制限され
クラシックレースなど出走ができませんでした。8戦8勝でもあり、そのレース
の大半が大差の勝利でもあります。ダービーの時に「大外でもいい、賞金も
いらない」だから、出させて欲しいという騎手の願いもあったという有名なエピソード
がある馬でした。結果、ケガで今の3歳夏前に引退をしましたが、産駒は活躍馬も
輩出しました。どこか、マルゼンスキーも戦績が少ないと未消化感があります。
やはり名馬は「無事是名馬」という位、ある程度の年数は現役で走って欲しいとこ
ろではあります。気になるのは、今年のJCは登録馬が多い事です。
勿論、頭数が多ければ盛り上がるのですが、どうみてもJCどころか
裏開催のGⅢでも勝てるのかという馬の登録もあります。
これは、返ってレースレベルを落とすようなメンバーでもあります。
勿論、リバティアイランドなどもいて盛り上がりもありますが、
せめてG2レベルは勝っている馬の参加資格にした方が良い気はしますが・・。
少々、今年のJCはある意味特殊なメンバー構成にも見えたりします・・。
とはいえ、名馬に近づくためにも落とせない1戦ではないでしょうか。
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