こんにちは、escapeです。
昨日、サクマ式ドロップで有名な佐久間製菓さんの廃業のニュース
が流れていました。廃業という事なので、倒産ではないようですが。
私もあらためて、このニュースを聞いて理解した事もあるのですが、
「サクマシキドロップ」と「サクマドロップ」というのは別会社で
2つ存在をしていたようです。サクマ製菓と佐久間製菓という非常に
類似しています。どこかで枝分かれをしたようなのですが、
ユーザー的にはサクマドロップというのはご存知のように缶に入って
売られていました。赤色のパッケージがサクマシキドロップであり、
緑色のパッケージがサクマドロップのようです。
映画の「火垂るの墓」にも登場したものですが、こちらも赤色のサクマシキ
のほうで登場しています。明治時代に創業した会社でもあり、すでに100年以上
経っている老舗企業です。誰しも、1度は買った事があるのではないでしょうか。
缶の蓋が開けにくい印象はありました。なぜ、あの容器にこだわるのだろうかなど
も思いましたが、飴は湿気に弱いためにある程度の密閉性を追求したところから
のようです。今、あの形状の缶の蓋は、SBから出ているカレー粉の缶がイメージ
しやすい気がします。また、小さい頃は何がでてくるのだろうかなどいう部分に
興味がそそられ、いつもハッカ味が人気なく残っていた印象があります。
いずれにしても、現状の物価高や原料の高騰などと販売の低迷からの廃業に
なったようです。
3年程前にタピオカのブームはありました。私が顧客先に行く路面店に1軒の
タピオカ店がありました。いつも、あまりお客さんが入っているようには思えません
でしたが、3坪ほどの店内に比較的若めの女性が1人オーナーと思しき人が、孤軍奮闘
していました。私が関心していたのは、雨の日も風の日もいつもお店の外でハンドビラ
を配布続けていたところです。比較的に人通りも多い流れの中、私が客先に向かう時に
はいつも配布をしていたので、恐らく常にされていたのだろうと想像がつきます。
しかしながら、ブームというのは去ってしまうと完全に風化してしてしまい、まだ
違う飲料などに転換すればよかったのかもしれませんが、その方はひたすらタピオカに
こだわり営業を続けていました。昨日、通った時にはその場所は「空きテナント」
の張り紙がされ中はスケルトン状態になっていました。
寂しいところではあります。先程のサクマシキドロップなど100年以上続けて
きた企業努力も、時代の波には勝てないという事でしょう。
努力である程度の事は解決できる部分はありますが、このような時代やブームの波
など努力では解決できないことがあるのも事実です。
その変化の兆しを察知することが、経営では重要だとあらためて思いました。
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