こんにちは、escapeです。
宇宙の法則ではないですが、今地球がこの宇宙空間の位置になければ
人類も存在していないかもしれません。そこには、太陽との距離
であったり、惑星との間隔であったり色々な物が重なり今の状況に至っています。
いきなり、宗教的な話をなげかけていますがこの事は、全ては相手との「距離感」
の重要性を示していると私は考えています。
人と人の関係において、この「距離感」というのが非常に難しくもあります。
常に一定ではないからです。それは、お互い時系列的に動いているもの同士
であり、刻一刻と状況が変わっている事にもあるでしょう。
例えば、私の仕事関係であれば顧客側が良い状況の時は良い関係はつくりやすいです。
しかしながら、状況が変わると一変する顧客もいます。従って、同じような対応を
していても、反応は異なり距離をとったりする事で調整をしていく事になります。
例えば恋愛の時にはうまくいっていた恋人でも、結婚して四六時中、一緒にいると
仲が悪くなり最悪離婚もあるのでないでしょうか。ややもすると、片方は好きで
一緒にいることを求めても相手側は距離をとりたい時もあるでしょう。
恋愛期間中は、距離をとる事はできますが結婚では難しくなります。
私は、基本的には全てにおいて距離を相手に合わせながらとることが、関係の良好さを
保つ事ではないかと考えています。以前は、よく飲んでいた知人などもあまりうまくいって
なさげの時は、あえて連絡を控えたりもします。私自身もそういう時期もあり、人と会うのが
やたらに面倒くさくなった時期もありましたので、気持ちがなんとなくわかります。
これは、物でも同じことが言えるような気もします。例えば好きなドラマが、また来週というと
「続きを早く観たい」と誰しも思う事ではないでしょうか。これを毎日、再放送的に放送を
していたらどうでしょうか。やはり、1週間という距離感をだしながら同時に「熟成」して
いっているようにも思います。だから、翌週の「ドラマ」が楽しくなるのではないでしょうか。
ワインも寝かせるというのは、当然しばらく「熟成」する時間によって、より味わい深いもの
になるのではないでしょうか。
会話においても「間」という距離感が、その人の話を何倍にも魅力的にするものではない
でしょうか。同じ笑い話でも、間が悪いと受けなくなるのはそんな部分であり「間」が「魔」
になるのではないでしょうか。営業でも間が悪いと「クロージング」できない事が多い
はずです。優秀な営業マンというのは、この「間」の取り方が非常に上手なはずです。
なぜ、私がこのような「距離感」の話を突然しているかと言えば、GW中に身内に会った時に感じ
た事でもありました。10年ほど前は、皆同じ建物で住んでいました。近いが故に喧嘩もあれば、
会える価値も薄くなったりもします。まずは、姉とも1年ぶりに会いました。調度1年前の
GWに泊まりで会ったというのもあり、昔話に花を咲かせ飲んでいました。恐らく、1年前と
話している内容は、ほぼ同じようにも思いましたが、それが1年という事が良いのではない
でしょうか。その後、先週末に子供を連れ親父のところに行きました。子供はすでに独立
しており、親父からすれば孫になりますが確か3年ぶり位で非常に喜んでいました。
私自身も親父と会うのは、半年ぶりではありました。そして、息子と会うのも半年ぶりでした。
その後、食事もとり多少アルコールを飲みましたが、子供もまだ飲み足らず2人でバーに行く
ことにしました。どこか、親としては子供とこういうお酒が飲める年になったというのは、
嬉しいものです。勿論、数年前までは私と一緒に暮らしていたので、たまに家や外でも子供と
呑んでいましたが、やはり距離が近い分価値が薄かったように思います。
呑んでいる中、半年ではありますが会社や人生の悩みなどに耳を傾けるうちに「成長したんだな」と
ふと思う場面が何度かありました。そんな息子も、たまに母親や妹に会った話など
もします。私も半年サイクル位で会っていますが、息子から「今の距離感の家族が
良いのでないか」などの話もでました。よく兄妹喧嘩もあったりしたことから、ふと
そのように思ったようです。身内が一番近い距離で生活している訳ですから、当時は
あまり意識をしなかった「距離感」が離れてみて「価値」も含め理解ができてきたので
ないでしょうか。今、少しうまくいっていないことがあるようでしたら、物事に対しても
一定の「距離感」をもつと別のものが見えてくると思います。
競馬などもよく当たらないと、少し間をあけ距離感をつくるとまた的中しだすことがよく
あります。「休むも競馬」という言葉があるくらいです。逆に的中していない時に、むきに
なり買いまくるとドツボにはまる事が多いのではないでしょうか。
最後に、息子と飲んでいたBARのマスターに「2人の関係はどう見えますか」と聞いたところ
実は、上司部下にもみえないし先輩後輩にも年が少々離れていたから「難しいですね」と
言われました。「親子なんですよ」と話したら少々驚かれましたが、言われると「納得」も
しますねと。きっとこれもマスターなりに「距離感」を持って観察していた事なのでしょう。
そんな中、終電まで飲んでいましたが、帰りの息子の後ろ姿にどこか「大人になった」影が
でてきたようにも思いました。「距離感」は何事においても重要だと思い知ったGWでした。
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