こんにちは、escapeです。
年末が近いと、なぜかトラブルが増加する
季節でもあります。昨日も、このタイミングで2つほど
トラブルが発生と面倒な展開になりました・・。
さて、今は人材不足と言われ久しいところではありますが、
中身をみると疑問に思う事もあります。
その辺を本日は考えたいと思います。
人材不足の原因
今、人材不足と言われている業界は、比較的に現場仕事に
多い傾向です。具体的には、建設、飲食、運送、介護などの
業界でしょうか。では、なぜ人材不足がおきるのかと言えば
単純に雇用条件が悪いのが一番の理由なはずです。
給料はもちろんの事、休みや労働時間などでしょうか。
今は、最低賃金も上がったり社会保険の費用なども上がって
います。社会保険は労使折半なので、社員を抱えるとコスト増に
なります。一般的には1人社員を雇うと福利費という感じで給料
とは別に2割計上をしている会社が多いでしょう。年収500万の
社員であれば、実質600万の支出になるということです。
そこに、飲食や建築などは原材料の高騰などもあり、そもそも利益
をだしていくのが難しい構図になっています。
従って、給与条件を大幅に上げられないから、人材不足になるという
展開になっているのでしょう。単純に条件が良ければ人は集まるので
それがだせない構造上の問題があったりもします。
今、ネットなどでは、人材不足の業界は奴隷契約などとも言われ
更に敬遠される動きもあるようです。
全体的には人材不足でない
現在の失業率は2.5%でありこれは横ばい状態のようです。
有効求人倍率は、1.28倍と段々低下をしてきているようです。
本来、人手不足であれば有効求人倍率はもっと増加していない
といけないはずなのに、むしろ下がり基調です。
これは、先程述べたように、人は足りなくとも求人をだせるよう
な雇用条件になっていないところに問題があります。
最低時給は、国では10年後に1500円ほどを目指しているようでも
あるのですが、実質この金額を目指したときに代償として求人数は
大幅に減ることになります。それは、今のコスト状況の中でアルバイト
も含めこの時給ではペイしないからです。余程、売上に転嫁できないと
難しくなります。仮に今のラーメンが1000円の場合に1500円位にしない
と厳しい事にもなります。今の給与体系で、1500円のラーメンを食べる人は
どのくらいいるのでしょうか。すると、ビジネス的にも破綻してしまう事に
なります。味が美味しいとか以前に別の話になります。
そして、今人材派遣会社の倒産が多いようです。人材派遣業の
商品は人材であり、そもそもが人材が確保できずに倒産におい
こまれているのではないでしょうか。仮に集まったとしても
先程のような業種に希望する人材自体がそもそも少ない事も
あるように思います。
かたやリストラも・・
そして銀行をはじめとした大手企業においてはリストラ
がそれなりに加速しています。恐らく、私世代のも含めた
バブル世代の整理などに動いているところもあります。
大手であれば、毎年一定数の人員を確保している関係から
年代層の階層ができています。終身雇用は大手でも今は
維持する事が難しくもなっています。
かといって、私がいるような零細企業などはもっと
雇用環境は厳しいところもあります。
ただ、組織というのは大きければ大きいほど体制を変えて
いくのに時間もコストもかかります。
恐らく、来年あたりはかなりの不況になるのではと考えています。
かといって、政治も裏金問題などもあり自民党自体が崩壊一歩手前
のような状況でもあります。来年、早々に解散はあるにしても
野党も厳しいところもあり、政界再編成という流れになるような
気もします。そういう意味では、来年は耐える年になりそうです。
景気以前に、会社のゴタゴタも解決していないので私自身はまた
忍耐の1年となりそうですが・・・。
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