リストラの加速化に思う事

徒然なるままに
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こんにちはescapeです。

最近リストラが加速化傾向にあり、2022年も一層強まるという

見通しが有ります。2020年、2021年と2年連続で上場企業の早期退職

が1万5千人を越えたのは20年ぶりの水準だとの事です。

このうちの6割が赤字企業であるようですが、逆に言うと4割は黒字企業でも

リストラをすすめているという事になります。大手企業でこうなのですから、

中小、零細企業では尚の事雇用環境は厳しくなっているのではないでしょうか。

では、年齢的には50歳以上だったり、55歳以上だったりもしているのですが、

基本45歳以上がターゲットになっているようにも思います。

このリストラが加速している要因は、勿論コロナにおける業績悪化や

事業の見直しなどもありますが、私は2025年よりすべての会社に

「65歳までの定年延長」を義務化していく事に起因しているのでは

と考えています。当然、これは国側が年金支給年齢

を引き上げてきている事に原因もあり、これも早晩70歳ほどになるの

ではないかとも言われています。そんな中、企業側もその辺のリスクをとりたくない

ために早目のリストラに着手しているようにも見えます。従って、黒字企業

でもあってもそのような動きになっているのではないでしょうか。

就職も以前記事には書きましたが若い子には一定「学歴フィルター」があるように、

年輩者には「年齢フィルター」が実質あります。

平成19年より年齢にかかわりなく均等な機会を与えなければいけない

という主旨から、募集、採用における年齢制限の禁止がうたわれています。

しかしながら、実態は余程の個人の能力が優れている人は別にしても、一般的に

リストラをしている年代を積極的に採用し、再雇用のリスクまで取ろうという

企業は少ないのでないでしょうか。45歳以降というのは、基本転職をあてにするのは

難しい時代になったという事ではないでしょうか。そういう意味では、サントリーの

社長の発言も、うなずける部分は有ります。

今、雇用形態として言われているものとしては、「ジョブ型雇用」

「メンバーシップ型雇用」の2つタイプでの話があります。

従来の日本型雇用は、メンバーシップ型雇用であり

会社にマッチする人材を採用し長期雇用をしていく仕組みです。新活一括採用

がそもそもこの方式ではあります。人材を抱えるというのはある意味、固定費に

近いものですから企業自体も成長が前提にならないとそもそも長期雇用をして

いく事は難しいです。対してジョブ型雇用は、仕事内容にマッチする人材を確保

する方式です。専門性がより重視されます。欧米式という事で、成果主義であったり

解雇がされやすいのではと受け取られているところもありますが、必ずしもその

限りではありません。そもそも、法的にも不当解雇はできないようになっていますので

職務に合わないから即解雇という事にはなりません。一般的には、ジョブ型は「職務給」

なので仕事の役割に応じての支給なので、給与条件も高い場合が多いです。対して

メンバーシップ型は「職能給」なので基本勤続年数に紐づく事になります。

それ以前に、やはり45歳以上であれば「雇われない生き方」というのを前提条件に仕事に

ついていたほうが良いのではないかと思います。

若い方は、その辺を視野に入れながら働いていた方が良いですね。

では、「45歳以上の人はどうするんだ」となりますが、過去には時間は戻せない

ので「今からできることを即行動に移す」以外に道はないと思います。

会社以外の人に会うでも、youtubeを始めるでも、小さい事でも何でも良いと思います。

行動すると必ず新しい発見や違う視点がみえてくることが多いのです。

先日、フリアナウンサーの辛坊治郎さんが単独のヨットの太平洋の横断を成功されました。

以前、一度失敗してしまいましたが、今度は成功しました。ヨットも含めお金もそれなり

かかったそうです。ラジオで「どうせ死ぬんだから、好きな事を」とは言っていました。

しかしながら、夢を叶えるためには「ベースの経済力」をつける重要性を説いていました。

夢にしても好きな事は人それぞれでしょうが、いずれにしても「お金」がある程度必要な

事も多いでしょう。ベースの構築に私もはげんでいきたいなとは思いました。

そしてもう一つ「安定しているときが怖い」という事を話していました。これは、船に

乗っているとき色々なところから学んだそうです。人生も不安定な時は危機感があり、

色々対策をたてて動くものですが、安定している時などは脇が甘くなることもあったり

します。そういう時こそ危機感を持ち行動すべきでないかというように私は解釈をしました。

皆さん、リストラの嵐にのみこまれず、まずは行動をしていきましょう!

 

 

 

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